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朝から嵐だった東京です。

そんな今日は朝から世田谷区弦巻のOBオーナー様宅訪問、不具合調査など。帰社後は書類チェック、見積作成、青山方面でご検討のお客様からお電話、ありがとうございます。

午後は材料メーカーさんと電話、原稿作成、その後川崎方面へ、世田谷区中町計画のお客様ご家族と打ち合わせ、ありがとうございます。夜に帰社後は練馬の不動産会社さんと電話、世田谷区代沢計画検討など。

嵐の後はくもりで夕方にはまたパラッと降っていました。その割に蒸し暑く感じたりして、体温調節が難しいですのでくれぐれもご自愛ください。それでは土曜日恒例の家づくり講座第85回をお届けいたしましょう。

前回は、住環境と病気には深い関係があると言う話でした。家を快適な環境に出来れば病気を防ぐことができます。

さて、前回の続きですが、2つ目の問題は、家の間取りです。私が子どもの頃は、ほとんどの家で子ども部屋がありませんでした。田の字型で、ふすま一枚で全部が繋がっている、そう言う家が多かったです。

だから、今のような個室はありませんでした。それが、戦後、プライバシーを重視した家になりました。個々の独立した部屋とLDKと言うプラン。しかも、それぞれの部屋が狭くて、密閉された空間です。だから、窮屈で精神的な圧迫を受けているんです。

それと、睡眠が充分に取れない家って結構あるんです。食事を取らないと体が動かせません。同様に、睡眠だって充分寝ていないと休息が取れません。だから、頑張って働こうと言う気持ちにならないんです。

では、どういう環境が一番熟睡できるか?

参考になるのが超高級ホテル。一泊1万円ぐらいじゃダメですよ。5万円以上するようなホテルです。そう言うホテルに泊まると、とても快適に眠ることが出来ます。ベッドはもちろん、音も照明もそうです。遮音性に優れているので、静かです。カーテンを閉めれば、真っ暗になります。真っ暗で音がしないこと。それが快適に眠るための条件です。

自宅でも工夫すればそれは出来ますよね。音がするなら耳栓をする。暗くしたいのであればアイマスクをする。そうすれば熟睡できる環境になり、ゆっくり休息が取れるので病気になりにくい。

先日も少し触れましたけど、音とか日当たりとか臭いとか風通しとか。これらのことに気をつけて考えてください。あまりそういうことを考えずに家づくりを行っている人が多いですね。

日当たりや風通しは皆考えます。しかし、臭いとか、音とかいうのは案外気にしないようですね。実はそういうことがストレスの原因になっているんです。一日中、騒音がしてたらやっぱり落ち着かないですし、安らげないですよね。

それから、最近の家は、省エネ対策が進んできましたので、以前ほどすき間はありません。日本の厳しい気候に対処する家になってます。暑さ・寒さや湿気対策は機械が行っています。日本は、特に湿気が多いので、湿気対策は非常に重要ですので、なるべく安価にシンプルな方がよいですね。

それから、薬剤処理が挙げられます。例えば、シロアリ駆除。虫を殺したり寄せ付けなかったりするわけですから、他の生物にも影響があります。もちろん、人間も自然界の一部ですから、少なからず害を受けます。ですから、なるべくそういうのを使わない方法を考えてくださいね。

次に考えなければいけないのが、日本の法律。あまり大きな声では言えませんが、日本の戦後の住宅施策はハウスメーカーに有利に進められてきました。ハウスメーカーにとって都合の良いような法律が作られてきたんです。

逆に、法律の規制によって伝統的な日本建築が建てられなくなったり、構造の特色を無視した制度が作られています。ある意味現代は技術や経験がなくても、そこそこの家が建てられるんです。非常に残念なことです。

それから、家の環境ももちろん大事なんですが、家以外でも生活してますよね。例えば、職場や学校。その住環境も考慮しないと、そこで悪い影響を受けます。

基本性能としての安全性に快適性を考えた建物で生活したいものですね。

結論として、病気とお家には非常に深い関係があるということですので、身体的にも精神的にも病気になりにくり快適な住環境を考えてください。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。

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