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晴れても冷え込み厳しい東京です。
そんな今日は朝から練馬の業者さんと電話、大工さんと電話、その後文京区本駒込のOBオーナー様宅訪問、世田谷区弦巻のOBオーナー様宅訪問など。
午後に帰社後は賃貸住戸改修工事段取り、池袋の業者さんと電話、埼玉県和光市計画検討、西新宿計画検討、資料作成など。夕方は蓮根の不動産会社さんと電話、サッシ屋さんと電話、ミーティングなど。
おっと、今日は待ちに待ったクリスマスイブですね。皆さん盛り上がっていることと思いますが、そうでない方やすでにお疲れの方に、本日も私から恒例の家づくり講座第93回をお届けしましょう。

今回も弊社が掲載されているリクルート社発行の「東京の注文住宅」が発売されました。
今回は弊社施工物件の中から、特に特徴的なお住まいを複数掲載させていただきましたので、記事の内容とともに楽しんでいただけると思います。
来年こそは住まいづくりを始めようとお考えの方には大変参考になる内容だと思いますので、売り切れ前に、是非お近くの書店にてお早めにお求め下さい。
定価380円です。
さて、前回は、業者選びのポイントを話しました。
特に重要なことは、代表者の人間性です。ですから、代表者とじっくり話し合ってくださいね。
今日は、設計事務所の選択基準についてです。
家を建てる時、依頼先として(少数ですが)設計事務所を選択する人がいます。あなたは、いかがですか?
雰囲気だけで設計士に依頼する人がいるので、チェックポイントを話しておきますね。
業者を選択する時のポイントと同様で、最も重要なことは、設計士の人間性です。その他の具体的なポイントを以下に記しておきますね。
1.意匠(デザイン)だけではなく、設備・構造設計についても精通していること。設計には、意匠設計、設備設計、構造設計の3つがあります。ほとんどの設計士が意匠設計しか出来ません。なぜ、デザイン中心になるかと言うと、素人受けするからです。
なお、構造は構造の専門家、設備は設備の専門家に外注するので、設計料は割高になります。
2.建築材料の特質を理解していること。
材料の特質を理解していない設計士に依頼すると、適材適所に材料が使われません。ですから、本来機能すべき特質を100%発揮させることなく家が建ってしまいます。
3.施工業者への見積り依頼時に、材料の必要数量を正確に伝えられること。材料の必要数量の拾い出しができない設計士がいます。その結果、施工業者の判断で必要数量を拾い出すため、同じ条件で見積り比較ができません。
4.材料や設備の相場を把握していること。
相場を知らない設計士に依頼すると、その時期の適正価格がわかないので、結果的に予算を大幅にオーバーしてしまうプランになってしまうこともあります。
また、予算オーバーした分のコストダウンを施工会社に一方的に押しつけます。それは、施工会社の手抜き工事の原因に繋がる恐れがあります。そして、依頼主は夢を諦めなければならなくなります。
5.現場をよく知っていること。
現場をよく知らない設計士に依頼すると、施工の手間が掛かる設計図面をひきます。その結果、工事期間が長くなり建築コストに跳ね返ってきます。また、施工会社が実際にどんなところで工事ミスや手抜き工事しているのかをよく知りません。ですから、ミスや手抜きを事前に防止できません。
6.職人と円滑なコミニュケーションが図れること。
職人との円滑なコミュニケーションができない設計士がいます。設計上で何か不明な点や、施工上の問題が発生した場合、職人独自の判断で工事が進みます。その結果、図面どおりに施工されていないなどの問題が発生します。
7.施主の顕在化しない潜在的な必要性や欲求を引き出せること。
日常生活や価値観を聞き出す能力のない設計士がいます。そんな設計士に依頼すると、あなたが求めている住まいづくりを実現してくれません。高い設計費用を払うんですから、理想のプランを実現したいですよね。残念ながら、全てを兼ね備えている設計士はごくわずかです。
ですから、人間性が重要になってくるわけです。 謙遜で正直な人、素直で実直な人、そんな設計士を選んでくださいね。
それと、設計事務所もそれぞれ得意分野があります。まずは用途別に事務所、店舗、そして住宅。 そこから構造も木造、鉄骨、鉄筋コンクリート。
設計事務所選びも病院や食事と同じように、専門店を選べば間違いはないと思います。
それでは、メリークリスマス!
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