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晴れて暖かく感じた東京です。

そんな今日は朝から資材発注、世田谷区用賀計画検討、出版社さん来社打ち合わせ、材料メーカーさんと電話、お問い合わせ対応など。

午後は見積作成、ケーブルテレビ会社さん来社打ち合わせ、信用金庫さん来社、蓮根の不動産会社さん来社打ち合わせ、水道屋さん来社補修工事立ち会いなど。夕方は文京区湯島計画検討、西新宿計画検討、図面作成、世田谷区用賀計画のお客様とお電話、ありがとうございます。関連不動産会社社長と電話など。

昨日に比べて暖かく感じましたが、そんな中広島では脱走犯が捕まったそうですね、良かったです。今日は思いっきり枕を高くしてお休み下さい。

ではこちら。

世界最古の企業、金剛組の歴史と強み

日本は、世界的に考えても老舗企業がたくさんある国だということをご存知でしょうか?どのくらいあるかというと、創業100年以上の「長寿企業」は全国に2万2219社、うち創業500年を超える会社は39社あります。

日本は老舗企業が多い国
例えば、お隣の韓国は、「三代続く店はない」と言われ、実際にその通りのようですし、中国は漢方薬で300年を超える歴史を持つ「北京同仁堂」かありますが、日本には500年を超える企業が39社もあることを考えるとそれほどではありません。さらに、中国では社会主義政権下で「株式会社」が認められてこなかったため、百年以上の歴史をもつ企業はないと言うこともできます。

では、遠くヨーロッパに目を向けてみるとどうでしょう。ヨーロッパには、家業経営歴200年以上の会社のみが加盟する「エノキアン協会」というものがあります。この協会に加盟する企業のうち、最古の企業が1369年に設立されたイタリアの金細工メーカー。なんと創業640年。しかし、日本には、このイタリアの老舗より古い会社がいくつも存在するのだそうです。

長寿トップの企業、金剛組
中でも、長寿トップは、大阪市天王寺区にある株式会社金剛組。 金剛組の創業は、飛鳥時代の578年。日本最古のみならず、世界最古の企業であり、イギリスの「エコノミスト」誌からも世界最長寿企業として太鼓判を押されています。

金剛組の始まりは、四天王寺を建立するため、聖徳太子が百済から招いた3人の工匠のうちの1人であった金剛重光と言われています。当時は聖徳太子が日本に仏教を広めようとしていた時代でした。その後、代々にわたって四天王寺の建築に携わり、当時の最先端の工法を日本に根付かせたのです。
2012年01月13日11時01分提供:Kmonos

なるほど。

すばらしいですね。

聖徳太子に呼ばれて仕事を頼まれたら、それは大工冥利に尽きるというものでしょう。そんな先祖の会社ではもっぱら神社仏閣を得意とし、天王寺以外にも、法隆寺の建立(607年)や、水戸偕楽園・好文亭の復元など、寺や神社の建築と修復に携わってきたそうです。

もちろんその長い年月の間には数え切れない苦難や試練があったことでしょう。歴史的転換期だって、明治維新やら昭和恐慌、バブルの崩壊などなど、どのように荒波を乗り越え、環境の変化に対応してきたのか、非常に興味深くもあります。

記事の中には金鋼組の第32代金剛八郎喜定がのこした<遺言書>が残っているということで、喜定は<職家心得の事>で以下のように記しています。

「お寺お宮の仕事を一生懸命やれ」
「大酒はつつしめ」
「身分にすぎたことをするな」
「人のためになることをせよ」

なんともシンプルな内容ですが、この家訓が、苦難にあって初心にかえることの大切さを教え、金剛組の進むべき方向を示したのかもしれません。

私も一企業の代表として考えるのは、こと住宅建築に携わる者として存続が最低限の責任とサービスだと考えています。

江戸時代や明治の頃はまだまだ人の命より、木材の方が価値があり、大切に使われていたそうですが、その貴重な材料と手間を掛けて作った社寺建築は、大工さんがしっかりと手入れをすることで、長く使い続けることが出来ました。

現代ではなおさら建築の長寿命を目指す必要がありますし、そのためには丈夫な作りとしっかりとしたメンテナンスが求められますね。

そこではやはり自分たちが造った家をいつまでも見守り続けることも私たちの使命だと思います。これを家守り(やもり)と言い、建築会社の業務のひとつなんです。

弊社では大工さんの自社雇用を創業以来42年間守り続けていますが、これは貴重な技術の蓄積と継承を続けることが大切と考えてのことです。

それゆえに、年間施工棟数が限られてしまい、会社として急激な売上アップは望めませんが、逆に責任を持って1棟1棟を丁寧に自社施工することが出来ますので、経験値の蓄積をオーナー様にお返し出来ると思っています。

弊社もこの先何十年、何百年と存続出来るよう、環境に対応しつつ堅実な経営を続けていきたいと思いますので、是非末永いご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

それでは。

今日もありがとうございます。

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