- ブログネタ:
- RC住宅を建てよう! に参加中!
風強く時々雨の東京です。

午後に帰社後は提携会社さんと電話、和光市計画のお客様とお電話、来客打ち合わせ、資材発注、材料メーカーさんと電話、資料作成、三鷹市井の頭計画検討など。夕方は北区田端計画検討、西新宿計画検討、図面作成、ミーティングなど。
東京も風が強く不安定な天候ですが、九州地方の豪雨も心配ですね。お見舞い申し上げます。被害が拡大しませんように。
ではこちら。
ニセ1級建築士、3府県で確認 免許偽造でなりすまし 全国調査へ
国土交通省は11日、資格を持たない3人が1級建築士の免許証を偽造し、建築士になりすまし働いていたと発表した。免許偽造の発覚は初めて。国交省はいずれも建築士法に抵触するとみており、同様の事例が見つかる可能性があるとして、都道府県と連携し、全国約11万カ所の建築士事務所を調査に乗り出す。
違法行為があれば刑事告発するよう都道府県に要請する。 国交省によると、資格を持たず1級建築士免許証の偽造していたのは、新潟、大阪、三重の3府県の計3人。建築事務所を開設したり、建築事務所に勤務したりしていた。昨年3月から今年5月にかけて、3府県の建築士事務所協会などが、3人の偽造免許証と、建築士の登録情報のデータベースを照合し発覚。ただ、いずれもマンションや住宅などの設計を担当したケースはなかった。
このほか神奈川県でも、国に登録されていない1級建築士の名前で、書類が偽造されていたことが判明した。県によると、NPO法人が運営している茅ケ崎市の障害者向け施設改修工事で、NPO法人が国の補助金を県に申請する際、提出された工事図面に記載された1級建築士の名前が国に登録されていなかった。登録番号も九州の建築士の番号が使われていた。
2012年07月11日20時39分提供:産経新聞
なるほど。
これが以外にも初めて発覚した事件ということになるようですが、今では1級建築士も相当数の免許保持者がいると思いますので、なんで今さらという感じもします。
確かに設計事務所を開設したり、工務店を営むなどの場合には必要な免許証になりますので、業界内では必須の免許と言えます。
それゆえに、業界内の若い人を中心に免許取得のための勉強を日々続けているんですけど。
ただこの建築士という資格も、ここ数年、例の姉歯事件以降で少しずつ見直しが進められて、たとえば3年ごとの講習が義務づけられたりして、最新技術や法令の認知、職業倫理についての理解を求められるようになりました。
実は少し前までは一度取得してしまえば、生涯資格とされていましたので、実務を離れた高齢者の方でも資格保持者としてカウントされていたんですね。
やはり国民の生命と財産を守る仕事で、そのための資格ですから、知識や情報の更新も必要ですね。実際に私が1級建築士の資格を取得してからも20年以上経過していますが、法律、技術、社会情勢など、大きく変わったことが沢山あります。
そういう意味では医師や弁護士などと同じように、日進月歩で進む新しい技術の情報収集と、同時に数多くの経験が必要な仕事だと思います。
ちなみに現在の法律では設計契約を行う前に、重要事項の説明が義務付けられていて、このときには免許証の提示をしなければいけないということになっていますので、家を建てるその前には必ず建築士の免許証を目にすることになります。
是非そんなことも頭の片隅に置いていただけると、ニセ建築士に大切な住まいの設計を頼まなくて済むように思います。
ちなみに弊社、株式会社RCdesign一級建築士事務所では現在1級3名、2級3名の本物現役建築士が皆様の住まいづくりのお手伝いをさせていただいております。
住まいに関することならお気軽にご相談ください。