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朝のうち小雨のちくもり時々晴れの東京です。

そんな今日は朝から資料作成、 徳丸のお客様にご来社いただき打ち合わせ、 その後施工例の現場ご案内など、ありがとうございます。西新宿計画検討、図面チェックなど。

午後は1丁目の現場にて近隣ご挨拶回り、蓮根の不動産会社さんと電話、西東京市計画検討、荒川区町屋でご検討中の お客様にご来社いただき打ち合わせなど、ありがとうございます。提携会社さん来社、見積作成など。夕方は和光市計画検討、資料作成、提携会社さんと電話など。

さて、今日は土曜日ですので、恒例の家づくり講座第125回をお届けさせていただきます。どうぞお付き合いくださいませ。

アメリカなどでは、就職し安定した収入を得るようになると、今の暮らし方に合った中古住宅を購入することが多いそうですよ。やがて家族が増えると、また暮らし方に合った家を探すんです。もちろん新築する人もいますが、中古住宅は日本より身近な存在です。

日本では、アパートや借家で生活しながら頭金を貯めて、一生に一回の家づくりをする人が多いですよね。中古住宅は比較的安価で購入できるのは魅力的ですが、寿命が短い上に、劣化の程度が分かりません。見えるところだけリフォームしてあり、床下は腐っていた、という事例もあります。修理代に泣いた人もいることでしょう。

最近は、木造でも寿命100年の家づくりを目指す会社が増えています。そのため、その家の履歴(カルテ)をきちんと作って、安心して売買できるような仕組みづくりが始まっているんです。現在の中古住宅市場には、まだまだ心配な面もありますが、数年後には履歴がはっきり分かる中古住宅が増えているかもしれません。

ところであなたは、「人生で最大の買い物は『家』ではない。『住宅ローン』だ」と聞いたことがありますか?長期に渡って改修の必要がないように良い材料を使ったり、不必要な設備機器を設置しながら新築するので、どうしても金額が膨れ上がってしまうのが、今の日本の家づくり。

当然、借入金が増えるので、利息も多くなります。そこで、「これはもったいない。とりあえず、今、家族が家に求めるものって何だろう」という視点で、引き算的な家づくりの考え方に見直す人が増えています。

例えば、豪華すぎるキッチンやユニットバス、収納、屋上、ホームエレベーターなどは本当に必要なのか、いくら最新式のものを導入しても、次々と新型が出ます。それに、寿命が来たら交換しないといけません。

過剰な仕上げも性能に影響がないなら削除する。新型は高価ですが、一つ前の型でもちょっとオトクですよね。だから、「我が家に必要な機能がついていればいい」という視点で考えていくと、金額が膨れ上がるのを防げます。

また、「子どもが巣立ったら、暮らし方に合ったリフォームをしよう」という前提で家づくりをすると、考えるのも楽ですよ。これから数十年も満足し続けられる家づくりを考えるなんて、大変ですからね。

よく、「今は景気が悪いから、家を建てるのが怖い」「でも、ずっと借家暮らしは嫌だし、早く借りないと主人の年齢が…」といった声を聞きます。住宅ローンは長期戦なので、慎重になって当然です。

仮に2000万円を借りて2.0%で30年間支払った場合、総返済額は約2660万円。金利が3.0%になると、総返済額は約3040万円になります。景気が良かった頃は7%なんて頃もありましたから、利息を考えるとゾッとしますね。

「不景気」というのは、お金の使い方を考えるのには絶好の機会です。もちろん家にしても、住宅会社によっては、ローコストを売りにして1000万円を切るような家づくりを提案しているところもあります。

最初に出来る限り余計なものを排除して、耐震性や耐火性、断熱性といった基本的な性能を満たす家をつくり、余計な利息を払わず、その分リフォームやメンテナンス、グレードアップなどの費用に当てる、という考え方なら、あなたに負担の少ない家づくりができることでしょう。

ただ、ハウスメーカーによっては「バスルームはこの3製品から、キッチンはこの5製品の中から」などというように、使える製品に限りがある場合があります。「ある程度選択肢が狭い方が、悩まずにすむから助かる」という人には良いんですが、「自分達の生活スタイルに合ったものを選びたい」「最低限必要な機能が付いていればいいから、その分コストカットしたい」という人には向いていません。

最近は、いよいよ消費税増税も決まり、駆け込みを始めている人も見受けられます。また、「低金利で、税金の優遇制度があるから絶好のチャンス」という宣伝も聞かれ、実際に新築する人が増えているのも事実です。しかし、準備が整っていない人が慌てるのは危険です。

貯金などの準備期間に、「家づくりにどこまでお金をかける必要があるか」「そこでどんな暮らしをしたいのか」などを家族で考えると、「見栄を張って予算オーバーした。もう家を手放すしかない」なんていう失敗を防げますよ。

だから、決して慌てないで下さい。自分たちの生活に必要な『家』のあり方を、ぜひ考えてみて下さいね。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。

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