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東京は今日も晴天です。
そんな今日は朝から杉並区久我山計画検討、業者さんと電話、ガス会社さん来社打ち合わせ、徳丸6丁目計画検討、銀座計画検討、見積作成など。
午後は商社さんと電話、文京区向丘計画検討、図面作成、地方銀行さん来社、書類チェック、西東京市計画検討、信用金庫さん来社など。夕方は台東区今戸計画検討、都市銀行さん来社、各種段取りなど。
今日も寒かったですね、我が家では奥さんに続き次男が風邪を引いて学校を休んでました。皆さんも体調管理にはご注意ください。
ではこちら。
太陽光発電、施工ミス続出…急速普及で人材不足
太陽光発電パネルを住宅に設置する施工時に、屋根を傷つけて雨漏りするなどのトラブルが相次いでいる。
パネルの急速な普及に対し、技術力のある人材が育っていないことが原因だ。このため関東圏の約150の工務店が独自の「専門校」を設立して人材育成に乗り出したほか、メーカーなどで作る団体も技術力を認定する制度を創設した。
「パネルを設置した時に屋根を支える重要な木材に穴を開けられた」。九州南部の男性(30歳代)は今年5月、こんな苦情を国民生活センターに電話で訴えた。業者側は施工ミスを認めて修理するとしているが、家の耐震性まで損なわれていないか不安だという。
同センターによると、パネル設置を巡るトラブルの相談件数は、2009年度までの20件以下から、10年度は32件、原発事故後の11年度は45件へと増えた。今年度も11月までの8か月間で31件に上っている。「設置してまだ1年のパネルが強風で吹き飛ばされた。施工業者と連絡がつかない」(近畿地方の30歳代男性)といった深刻な事例もある。
読売新聞 2012年12月14日14時33分
なるほど。
一昨日の記事にも書いたように、ソフトバンクが太陽光パネルを無料で設置するというプロジェクトを発表するなど、日本ではまさに太陽光発電の普及期に入っているようです。
そんな中、これまでにも度々問題になっていたパネル設置に関するトラブルがいまだに解消されていないようです。
記事にもあるように、すでに表面化してからも時間が経過していますので、各業界団体などでも、技術の習得に努めているところです。
しかし、太陽光パネルの取り扱いについては、本来なら建築全般に広い知識が必要にもかかわらず、電気屋さん、屋根屋さん、設備屋さんなどの各種専門工事業者さんが単独で受注及び施工をされている場合も多いようです。
こと電気屋さんや設備屋さんで、建築の知識を持ち合わせている人はほとんどと言っても良いくらい存在しないものです。
以前からエアコンの取り付け時には、勝手に壁に穴を開けたり、水道の配管をするために基礎に穴を開けたりする業者さんがいたり、屋根のリフォーム工事でも構造を無視した荷重をかけられたりすることが問題視されていました。
建築を専門にしている人なら、水の流れやその怖さも経験と共に知識として持っていると思いますし、構造的な押さえどころや正しい判断も出来ます。
以前は専門工事業者さんでも、経験豊富な熟練の職人さんや親方が現場にいれば安心出来たんですけど、今は業界全体が人手不足ということもあり、ややもするとアルバイトの人達だけという現場もあるそうです。
日本人の意識が変化してだいぶ時間が経ちますが、家づくりの現場は今でも人間の手によるところが多くあり、工場生産やITでは解決出来ないこともまだまだあるんです。
実は技術者や職人というものは、一朝一夕に育つものではありませんが、バブル景気以降の日本ではその地位までもが地に落とされ、次世代の若者達にも魅力を伝えることが出来ていません。
結果的に日本では今後もものづくりの担い手である技術者や職人さんの人手不足が続くのではないでしょうか。弊社では操業以来人材育成にも力を入れていますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
それでは。
今日もありがとうございます。