ブログネタ
RC住宅を建てよう! に参加中!
東京で健康的な住まいを建てるならRCdesign

大寒前でも寒い東京です。

そんな今日は朝から練馬区桜台計画検討、板橋区上板橋の現場段取り、お問い合わせ対応、北区田端計画検討、西東京市計画検討、図面作成など。

午後は豊島区向丘の不動産会社さんと電話、向丘計画段取り、豊島区本駒込のリノベーション計画検討、図面作成など。夕方は中野の業者さんと電話、関西の不動産会社さんと電話、ミーティングなど。

今日から始まったセンター試験。我が家の長男もチャレンジしていますが、はたしてどうなることやら。それでは今日も土曜日恒例の家づくり講座第140回をお届けさせていただきます。お時間の許す時にでもどうぞお付き合いくださいませ。

最近のような乾燥する時期は、皮膚がすぐカサカサになりますね。そんな時、普段着用している化学繊維の肌着に対して肌が拒絶反応を示すことがあります。

綿やシルクといった天然素材の肌着に替えたら、調湿効果などのおかげで、肌の状態が改善したという場合もあります。私たちの素肌は、第一の皮膚。肌着などの衣類は、第二の皮膚。そして、第三の皮膚と言われるのが住宅です。

衣類は、体に合わなければ替えればいい。しかし住宅は?
土地と合わせたら数千万円。ほとんどの人が、一回勝負です。だから、より身体に良い家を求める人は、口を揃えて「自然素材の家が欲しい」と言います。

でも、自然素材って、あまりに漠然としすぎてよく分かりませんよね。そこで、数回に分けて、自然素材についてお話しします。

まず今回は、長所について。自然素材の最大の長所と言えば、調湿性と言われています。自然素材は、細胞の全てを使って空気中の水分を調整してくれるとか、木は生きているとか、呼吸するとか、これらの言い方は半分は本当で半分は疑問を持ってください。

そもそも木材は伐採したら生きているとはいえません。素材の表面に塗装をされると、その機能は働かないでしょう。珪藻土をはじめとする調湿性能を謳う材料の原理は多孔質であるということです。

身近なところでは、炭やセラミックなども同じ多孔質で、拡大するとスポンジのように無数の穴が開いていますので、表面積が多く、そこにニオイや有害物質を吸着出来るのが特徴です。

自然素材の床は、素足で歩いても足の裏がペタペタしないし、足元から熱が逃げ難いと言えます。冬の床だと分かりやすいですが、床暖房を設置していると感じられません。

モノにも熱はありますが、通常はその物自体が発熱したりすることはありません。しかし、たとえば同じ温度の木と鉄を触ってみると、木の方が暖かく感じます。

これは熱伝導率の違いで、どのくらい熱を通しやすいかという性質の差によります。熱も水と同じように高い方から低い方へ流れますので、熱を通しやすい材料の方が冷たく感じます。

もし展示場に行く予定があるのなら、素足で立ってみるといいでしょう「自然素材」をアピールしていても、あまり誠実ではない業者もいます。もし、あなたが足の裏でチェックを始めたら、営業マンは冷汗を流すかもしれませんね。

人間の体に良い湿度は、45〜50%だと言われます。60%を超えると、カビが発生しやすくなります。反対に、余りに低すぎると、静電気が発生しやすくなったり体調に異常を来たす原因になります。

必ずしも自然素材を使ったからと言って、加湿器も除湿器もいらない生活が出来るわけではありません。むしろその色や香りの違いに、重要な役割があります。自然素材なので、どうしても色のバラツキがあります。スジの間隔も違えば、節もあります。

それは短所ではなく、凄い長所なんです。室内が全て同じ色だと、脳への刺激が減ります。刺激が減ることで、疲労感に似た症状が現れることが分かっています。これは大人よりも子どもに与える影響が、より深刻なんです。

太陽の動きを思い出して下さい。朝日が昇る時の空や町の色。昼間、夕方の色。天気によっても違いますよね。「うわーっ、綺麗!」と、見とれて動けなくなったことはありませんか?

また、散歩の途中、魚を焼く匂いや揚げ物の匂いにお腹が反応したことはありませんか?刺激の少ない生活を送ると、創造性が養われないんだとか。

色や香りは、私たちが思う以上に、脳に刺激を与えてくれます。家の中にも上手に取り入れたいものです。今回は、自然素材の長所について、いくつかお話ししました。

次回は短所についてお話ししますね。

それでは良い週末を。


今日もありがとうございます。

 ←ヘビに励ましのクリックを是非!

人気ブログランキングへ