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晴れのち曇りの東京です。
そんな今日は朝から成増の現場視察、帰社後はお客様とお電話、資料作成、世田谷区代田計画検討、見積作成、北区西ヶ原計画検討、サッシ屋さん来社打ち合わせなど。
午後は千葉県柏市のお客様とお電話、世田谷区下馬でご検討のお客様にご来社いただき打ち合わせ、ありがとうございます。渋谷区恵比寿2丁目計画検討、横浜市都筑区計画検討など。夕方からは麻布十番へ、お客様と打ち合わせ、その後会食など。ありがとうございます。
いよいよ本格的な梅雨空の中ですが、土曜日ですので恒例の家づくり講座第159回をお届けさせていただきます。どうぞお付き合いくださいませ。
さて、先週は資金計画についてお話させていただきました。今回は安心なローンの組み方についてお話しましょう。
まず、何より大切なのは頭金ですね。できれば3割以上は用意しましょう。今は、頭金ゼロでも借り入れができますが、頭金があると、月々の支払いも楽だし、総返済額を抑えられます。貯める時は大変ですが、後々の心の余裕が違いますよ。
少し前までは「住宅ローンは、収入の30%以内なら大丈夫ですよ」と言われてきました。しかし、最近では『20〜25%』が安全だと言われています。
ちなみに、我が社のスタッフは子供が3人いるので、教育費を考慮して20%に抑えました。子供の進学が続くと、「金額を抑えておいて良かったな」と実感するでしょう。
何より、体調が悪い時に、無理して働かずに済むのは助かります。歩合給・日給月給といった給与体系でも変わりますので、計算は慎重にして下さい。
ところで、ここはあえてイヤな話もしておく必要があると思いますので書きますが、私が以前聞いたお話で、近所のおじさんが、体調が悪くても病院に行けず(住宅ローンなどの支払いに追われていたそうです)働き続けた結果、新築後数年で亡くなったそうです。
介護のため、奥さんが勤めを辞めたことも影響したそうです。子供心に、住宅ローンの恐ろしさを知った出来事でした。彼らに資金計画の知識があれば、きっと防げた出来事です。
当時の金利は7%前後だったと思うので、彼らの心理的負担を思うと心が痛みます。
現在の低金利でも、契約するご主人方は「書く時に手が震えた」「契約前後は、恐ろしくて眠れなかった」と言うくらいですからね。
命を担保にローンを組むのですから、その意味を知っている人ほど怖いのかもしれません。
さて、金融機関では『融資可能額』を算出してくれます。「これだけ借りれるんだ〜」とワクワクしないでくださいね。
大切なのは『返済可能額』です。目安として、修繕費や税金用に月1〜2万円を貯蓄するものとします。
子供の教育費も、こつこつ貯めなければなりません。退職金は、老後の資金として考えましょう。その上で、あなたが返済に充てられる金額はどれくらいでしょうか。
住宅ローン減税などの優遇措置はありますが、そういった制度を当てにしない予算組みをしましょう。余ったら、繰り上げ返済に当てられます。何より、制度が突然廃止になっても慌てずに済みます。
無理のない返済計画を立てると、支払い可能額の少なさにがっかりするかもしれません。その時は、頭金を増やすことを考えてみましょう。
実際に払い始めたら分かるのですが、安心予算は重要です。建築時期を遅らせたり、家計を見直したり、いろんな方法で頭金は貯められます。
慌てて決断すると、大切なものが見えなくなることがあります。一番大切なことなので、返済可能額については、じっくりと考えてください。さらに本当にその家が一生を掛ける価値のあるものなのかも、冷静に判断してくださいね。
それでは良い週末を。
今日もありがとうございます。