- ブログネタ:
- RC住宅を建てよう! に参加中!
晴れの東京です。
そんな今日は朝から資料作成、関連会社社長来社打ち合わせ、板橋区徳丸計画検討、信用金庫さん来社、その後金融機関へ、帰社後は蓮根の不動産会社さんと電話など。
午後は北区西ヶ原計画検討、図面作成、渋谷区東計画のお客様とお電話、水道屋さんと電話、ガス会社さんと電話、杭屋さん来社打ち合わせ、文京区本郷計画検討など。夕方はガス会社さん来社打ち合わせ、お問い合わせ対応、豊島区千川計画検討、資料作成など。
夜風が心地いいですね。
ではこちら。
鉄筋コンクリート建築を解体してその場でリサイクルするロボット
建物が老朽化した場合、解体しないと危険だが、壊す時の粉塵の問題や解体後のゴミ処理の問題がある。特に鉄筋コンクリートは構造上、鉄筋とコンクリートを分けるのが難しい。
しかし、スウェーデンのウメオ研究所ではコンクリートを除去して、その場でリサイクルするロボット『ERO』を開発した。
『ERO』は見た目、小型のパワーショベルいった雰囲気。
多関節アームの先のノズルから高圧ジェット水流を噴射し、粉砕されたコンクリートはすぐに掃除機のように吸い取られる仕組みだ。アームが建物の壁をなぞると、コンクリートがきれいにはがれおちている。
水とともに吸い込まれたコンクリートは、『ERO』についている遠心分離機で水とセメントと骨材に分けられ鉄筋が残るのだ。分解されたセメントと骨材は『ERO』で袋詰めにされ、鉄筋と共にリサイクルに回されるという。
IRORIO 2013年07月18日 10時05分 なるほど。
ここでまずは記事の訂正をしておかなくてはいけません。
鉄筋コンクリート造の解体において、鉄筋とコンクリートを分けるのは特別難しいことではありません。
もちろん、コンクリートに覆われた鉄筋は、各々が強固に密着していますので、簡単に分離出来るかと言えば、そうではありません。
しかし、現在の解体工事では、日本の誇る重機のパワーをもとに、器用にコンクリートを破砕していきますので、鉄筋にうっすらと残ったモルタル成分は、鉄を溶解する時には完全に分離させられます。
日本における近年の解体工事は分別解体が基本で、ガラスやアルミなどの素材と木材などの可燃物をしっかりと分けて解体処分されていますので、昔に比べたら断然リサイクル率は上がっているのではないでしょうか。
それにしてもこの機械のメリットは多いと思います。通常は解体工事につきものの粉塵が発生しないこと、また、騒音が発生しないことも大きなメリットではないでしょうか。
これからの日本では、老朽化したマンションの取り扱いや、役目を終えた公共施設など、建て替えや再開発が必要な地域も多いですし、それが都市部や住宅街だったりすると、解体工事に求められる要求も多くなりそうですので、このようなマシーンが活躍する場面が増えるかもしれません。
ところで、この記事で注目していただきたいのは、この機械もさることながら、鉄筋コンクリート造のリサイクル性なんです。
構造体のすべてが、完全にリサイクルが可能なんですね。もともと鉄と石と石灰など、すべて自然素材で出来ている鉄筋コンクリート造ですが、その性質上腐ったり劣化したりしないので、ほぼ再利用出来るんです。
これからの地球環境を考えたら、非常に負荷の少ない優れた構造と言えます。
以前、解体費用が高いからRC造をあきらめる、という方がいらっしゃいました。その時は強くて安全な家が欲しいはずなのに、本末転倒なことをおっしゃる方だと思いましたが、近い将来には最強の住まいでも比較的容易に解体出来るようになりそうですね。
益々地球にやさしく、災害に強く、省エネで快適な鉄筋コンクリート住宅が注目されていくと思います。
それでは。
今日もありがとうございます。