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厳しい暑さの東京です。

そんな今日は朝から台東区上野桜木計画検討、図面作成、構造担当と電話、見積作成、お問い合わせ対応など。

午後は渋谷区神宮前計画の現場へ、コンクリート打設立ち会い、その後文京区向丘計画の現場へ、大工さんと打ち合わせなど。夕方帰社後は練馬区桜台のOBオーナー様とお電話、サッシ屋さんと電話、近所の補修工事立ち会い、渋谷区恵比寿2丁目計画検討、原稿作成など。

いやはや、いくらなんでも天候に恵まれ過ぎです。すでに今日から夏休みという方も多いかもしれませんが、それでも土曜日恒例の家づくり講座第166回をお届けさせていただきます。どうか涼しいところでお付き合いくださいませ。

さて、数日前にも話題にしましたが、最近、「スマートハウス」という言葉を耳にする機会が増えてきたと思います。

スマートハウスとは、IT(情報技術)を用いて家庭内のエネルギー消費を最適な状態に制御された住宅のことです。具体的には、太陽光発電システムや燃料電池システムでエネルギーを創り、蓄電池で貯めること、そして家電や設備機器などを最適化して消費電力のコントロールをします。

この「スマートハウス」に関心を持つ人が増えているようですね。節電の影響から、エネルギーを作り出すことの必要性を感じているのでしょうか。

ほんの少し前までは、太陽光や燃料電池で発電した電力を蓄えることはできませんでしたよね。しかし最近は、家庭用の蓄電池の販売も始まり、導入する人も出てきました。とはいっても、現在の蓄電池は恐ろしく高額なのですが・・・。

私は、もう少し観察しておこうと思います(笑)。

さて、富士経済の調査によると、スマートハウス関連の世界市場は2020年には18兆5293億円になると予想されています。

政府も、「高断熱化に限らず、自然エネルギーを住宅やオフィスに取り込んでいくことでエネルギー施策の一端を担っていくようにしたい」として、低炭素循環型社会(スマートシティー)を少しでも早く実現したいとのこと。

そのため、フラット35の金利引き下げの継続やエコポイントの復活などで、環境に優しい家づくりを応援しています。

ある調査によると「消費税が増税される前に、計画よりも早く建てよう」と考える人は6割もいます。数千万円の買い物ですから、前倒ししたくなるのは当然です。

しかし、建てることが目的になり、慌てると失敗するので気をつけてくださいね。現在の省エネ基準(平成11年度基準)さえ、現在の新築住宅の4割程度しか対応していません。

そんな状態で、新しい基準をつくろうとしているのですが、仮に基準ができたとしても、業者が対応できるかわかりません。危惧する声も多いんです。

スマートハウスが普及するためには、電機業界の動きがカギになります。創エネ、蓄エネ、省エネを連携させるために、各機器の規格の統一が必要になるからです。

現在、スマートハウスに適用できる標準規格も存在はしています。エコーネット規格と呼ばれるものです。この規格に基づいた家電はあるのですが、販売結果が悪かったために、今ではごく一部のメーカーと機器だけでの採用しかされていません。

まさか電機業界は、昔のビデオテープの時と同じような覇権争いを行うつもりなんでしょうか。

住宅業界の準備は着実に進んでいます。あとは電機業界の動向を見守るだけです。全国的な節電生活はこれからも続くでしょうから、普及に向けて動きを早めてほしいものです。

長期優良住宅とかスマートハウスとか、住宅業界の変化は早いですよね。しかし、中には勉強不足の業者もいますから、慎重な業者選びをしてくださいね。 

変えてゆくべきものと、決して変えてはいけないものがありますから、その点もご注意のうえ、住まいづくりを進めて行くようにしましょう。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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