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秋らしい天気の東京です。

そんな今日は朝から埼玉県富士見市計画検討、資料作成、板橋区弥生町計画、渋谷区東計画検討、文京区千駄木計画検討、図面作成など。

午後は豊島区駒込計画のお客様ご家族にご来社頂き打ち合わせなど。ありがとうございます。近所のリフォーム工事現場視察、塗装屋さんと打ち合わせ、図面作成など。夕方はお問い合わせ対応、埼玉県のお客様とお電話、ご近所のお客様とお電話、資料作成など。

もしかすると運動会だったという方もいらっしゃるかもしれませんね、しかしながら日中と朝晩の気温差が大きいので、体調管理には十分ご注意ください。

さてそれでは本日も土曜日恒例の家づくり講座第172回をお届けさせていただきます。どうかお付き合いくださいませ。 

前回、「あなたにとっての家族って誰ですか?」という話をしましたね。改めて見つめてみると、夫婦それぞれ違った考え方をしていたかもしれません。

家族は、日々の暮らしの中で、少しずつ絆を深めていきます。同じ空間の中、子どもが遊ぶ傍らで、お母さんが家事をしていたり。お父さんが遅い夕食を食べる隣で、家族が機関銃のように今日の出来事を話したり。

同じものを食べて笑顔になったり、同じ所へ出掛けて感動したり。そんなふれあいの積み重ねは、とても大切なことだと思うんです。

しかし、最近の家は個室化が進んでいるので、「同じ家」に住んでいても、「同じ空間」で過ごす時間が減っています。

その結果、「家族」が「同居人」になっている傾向があります。そんなことを踏まえつつ、今日は『子ども部屋』について考えてみましょう。

「新居では、子どもが落ち着いて勉強できる個室を用意しよう。エアコン完備で、将来のためにテレビやパソコンも使えるようにしておこう」と考えていませんか?

確かに、個室があるって嬉しいですよね。自分だけの『城』って気分でしょうね。昭和に育った世代では、自分の部屋を持てない人も多かったものです。

子ども全員で一部屋を使ったり、男女に別れて使っていたり。そんな経験をしている今の親は、自分の子どもには個室を与えてあげたくなるのでしょう。

でも、じっくり考えてみるといいことばかりでしょうか?家族が一緒に過ごす時間は、確実に減りますよね。すると当然会話も減ってきます。

親や兄弟とのケンカの回数も減ります。嫌なことがあるとすぐに自室に行き、理解し合う努力をしなくなりますよね。家族と同じ空間で過ごすことで、もっといろんな経験ができるのではないでしょうか?

家族という存在は、自分の全てを受け入れて接してくれます。そこでじっくりと人格を育み、生きるためのスキルを身につけることで、自信を持って社会に羽ばたくことができます。

ですが、自分だけの空間で、自分本位の過ごし方をしていたらどうなるんでしょう。

以前、子どもが起こした犯罪で
・連続通り魔事件
・少女誘拐監禁事件
などを覚えていますか?

彼らの部屋に共通していたのは
・親と合わずに自室に行ける
・子ども部屋がリビングや親の部屋から遠く、気配を察知できない
・窓がふさがれていたり、鍵付きのドアがあるため、親が干渉できない
といった点です。

新築した父親は、家族のために遅くまで働いてお金を稼ぎます。時間がないので会話が少なく、教育も家のことも全て母親任せです。

母親は、時に愚痴をこぼしながらも、精一杯自分の勤めを果たそうとします。そんな彼らは「家族が幸せになるために」家を建てたはずなんです。だからこそ、快適な子ども部屋も与えました。

ですが、空間を与えることで安心し、「家族が接する時間」をないがしろにしたのです。その結果が、犯罪やひきこもりです。

あなたは、今、どんな家を建てたいと思っていますか?そこに家族団欒できる場所はありますか?子ども部屋で、子どもに何をさせたいのですか?勉強? 睡眠? ゲーム? テレビ?

そうすることで、家族関係にどんな変化がでてくるのでしょう。一人で考えるだけでなく、家族でも考えてみて下さいね。 

それでは良い週末を。

今週もありがとうございます。


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