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台風の影響で雨の東京です。

そんな今日は朝から電気屋さん来社、大工さんと打ち合わせ、その後新河岸のお客様宅訪問、現地調査と打ち合わせ、帰社後は渋谷区東計画検討、書類作成、ご近所のお客様とお電話、塗装屋さんと電話など。

午後は解体業者さんと電話、豊島区駒込計画検討、お問い合わせ対応、北区滝野川計画検討、見積作成、高島平1丁目計画検討、見積作成など、夕方は文京区千駄木計画検討、資料作成、西台のお客様とお電話、構造担当と電話会議など。

気付けばなんと10月も最後の土曜日になっていました。いやはやとんでもないスピードで時間が流れている感じがしますが、本日も恒例の家づくり講座第176回をお届けさせていただきます。どうかお付き合いくださいませ。

ここのところ数週間にわたって、ずっと子ども部屋をテーマにして書いていますが、「ウチは子どもがいないから、もういいよ」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

申し訳ございません。もう少し続けさせてください。

なぜこれほど話すかと言うと、子どもが育つ環境を決められるのは親だけだからです。「どんな子どもに育てたいか」=「どんな環境で育てるか」ということだと思うからです。

ということで、今日は、高層マンションの弊害についてお話しします。普段の私は一戸建てをイメージしながら書いているので、高層マンションのことには滅多に触れません。

ですがお客様の中には、一戸建てと高層マンションのどちらにするか、迷っているかもしれませんよね。もしそうだとしたら、今日お話しすることを知ってから検討してほしいんです。

ちょっと前のものですが、分かりやすいチェックリストを紹介します。『高層マンション居住が子育てに与える影響研究』の第一人者である織田正昭氏。彼が作成した『高層マンション子育ての危険―都市化社会の母子住環境学』のチェックリストです。
 
   − − −  ここから  − − −  

【こんな人は高層マンションの子育てには向いていません。】
1. 子どもは高いところにいてもまったく平気でいる
2. 子ども連れの外出は面倒くさいと思う
3. 周囲の振動・騒音などがすごく気になる
4. ベランダから物を投げ落としたことがある
5. ベランダも子どもの遊び場として活用している
6. 外出時、帰宅時に周囲の不審者・不審物は特に気にならない
7. 非常時の避難方法・連絡方法にあまり関心が無い
8. エレベーターにのるとき、事故・犯罪は特に気にしない
9. 知らない人が来たら、親切に用件を聞いてあげる
10. 家の外でも中でも子どもは常に自分の目が届く範囲にいないと不安だ
11. 外出時には、窓を開け放して外出することが多い
12. 近所付き合いはわずらわしいと思う
13. 趣味、サークル活動には興味・関心が無い
14. 子どもに本を読んであげるよりもテレビを見せることが多い
15. 子どもが家の中で遊んでいるとわずらわしい
16. 在室していても常に窓を閉め切っている
17. 何かとストレスを受けやすいほうだ
18. なんとなく体の調子が良くない
19. 家族一緒の食事は少ない
20. お父さんまたはお母さんが、家でタバコを吸うことがある
21. 自分の体重や血圧はあまり気にならない
22. 家の中で簡単な運動・体操をすることはない
23. 幼少時から子ども専用の部屋は必要だと思う
24. 育児をしていると社会的に取り残されないかといつも不安だ
25. 育児はやはり女性(母親)の仕事だと思う

 “はい”の数は何個ありましたか?

20個以上 ⇒あなたは高層マンションでの育児に向いていません。
15個以上 ⇒要注意です。住み方の改善が是非必要です。
10個以上 ⇒高層マンションでの育児は可能です。でも油断は禁物です。
5個以上 ⇒今の住み方で大丈夫です。
4個以下 ⇒高層マンションでの育児に向いています。

   − − −  ここまで  − − −  

いかがでしたか?ちなみに私が該当したのは6個でした。このチェックリストだけで、子どもを高層階で育てるデメリットが見えてきますね。

育児中は、ただでさえストレスを感じる母親が多いものです。それが、高層マンションなどで外出の機会が減ると、母子ともにストレスが増加します。

子どもの自立の時期が遅れる傾向があることも分かっています。もちろん、その危険を知っていて、外出回数を増やすなどの対策をしている家庭は別です。

ですが、「兄弟もいるし、3歳になったら幼稚園に通わせるから大丈夫よ」と放っておくと大変です。他者と関わる能力が身についていない子どもが、突然の環境の変化に対応できると思いますか?当然、中には対応できない子もいます。

高層階で、他者との接触が少ない子に目立つのは「協調性が無い」「すぐキレる」といったことです。でも、それは彼らのせいではありません。コミュニケーション能力や社会性など必要としない環境で育っただけなんです。

弊社の役員には保育士の国家資格を持ち、自ら3人の子育てを行うちょっと大きめなお父さんもいますが、そんな彼が早々に用意したのが子育て環境でした。
 
おっと、少々長くなってしまいましたので、今週はここまでにいたしましょう。 続きはもしかしたら来週かもしれません。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。

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