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冬らしい天気の東京です。
そんな今日は朝から近所の現場にてお客様と打ち合わせ、塗装屋さん作業立ち会い、北区西ヶ原計画検討、各種段取り、台東区上野桜木計画検討、豊島区大塚でご検討のお客様とお電話、ありがとうございます。
午後は池袋の不動産会社さんと電話、葛飾区新小岩計画検討、資料作成、渋谷区東計画検討、杭屋さんと電話、現場立ち会いなど。夕方は電気屋さんと電話、渋谷区神宮前計画検討、ミーティングなど。
朝晩の冷え込みが大変厳しくなってまいりました。それでも今日は土曜日ですので、恒例の家づくり講座第180回をお届けさせていただきます。どうぞお付き合いくださいませ。
さて、「この家は解放感があるな〜」と感じるのは部屋数が多い家でしょうか。それとも部屋が広い家でしょうか。
・・・そうですね。答えは「部屋が広い家」です。
「家族が増えて手狭になったから、もうアパート暮らしはいやだ」と家づくりを始めたものの、「やっぱり個室は必要かな」と、部屋数を重視した家づくりをする人は多いものです。
ただ、実際に建てた人に聞くと「滅多に来客がないのに客間をつくったら、他の部屋が狭くなってしまった」「正味10年ほどしか使わない子ども部屋を最優先にしてしまった」「家族の数だけ個室をつくったら、どれも狭い空間で解放感がない」という後悔の声が・・・。
資金に余裕があるのなら、部屋数を多くし、それぞれ広い空間にすることもできます。でも、それを実現するのは難しいですよね。
ですから、もし解放感を望むのなら、部屋数を減らすことを考えてみましょう。
家づくりでは、間仕切りの数だけ金額が増えます。解放感を得られて金額も抑えられるのなら、一石二鳥ですよ。
ところで、あなたがイメージしている家の部屋数はいくつですか?
試しに、それを一部屋減らしてみましょう。すると、他の空間が広くなりますね。「来客はほとんどいないから、リビングとダイニングを分ける必要はないかな」「リビングの代わりに広めの和室をつくったら、畳の上でゴロゴロできるな。そうしておけば、来客があった時には寝室としても使えるな」と、いろんなアイデアが浮かんできます。
海外では、リビングは客間・ダイニングは生活空間というようにうまく使い分けがなされています。一方日本では、リビングにはテレビとソファーが向い合せに置いてあるだけ。家族はダイニングでリラックス。そんな家庭も多いんです。
せっかくリビングをつくったのに、これではもったいないですね。それなら、ダイニングにリビングの要素を取り入れて、一つの空間として考えた方が、解放感を味わえるというものです。
それぞれの部屋がどう使えるかを考えてください。多目的に使えるほど、その空間は生きてきます。「リビングでテレビを見ながら食事してるよ」という家庭なら、ダイニングを設ける必要はないかもしれません。
「大人だって自分の空間が欲しい」と家事室や書斎を設けても、ダイニングで過ごす方が好きなら家事室も書斎も使わないかもしれません。むしろ、ダイニングの一角に仕切りを設け、そこをあなたの空間にした方がいいかも。
業者によっては、最初のひと言が「何部屋必要なんですか?」から始まる場合もあります。でも、もうあなたは「部屋数はそれほど重要ではない」ということはお分かりですよね。
日本ではすっかりハウスメーカー主導の家づくりが当たり前になり、ややもするとプラン集から選んだものだったり、綺麗なカタログから選んだ家だったりしますが、大切なのは、あなたと家族がそこでどう暮らすかということ。それを最初に考えてください。
それでは良い週末を。
今日もありがとうございます。

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