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晴天で冷え込んだ東京です。

そんな今日は朝から北区西ヶ原計画検討、図面作成、渋谷区東計画検討、電気屋さんと電話、サッシ屋さんと電話、台東区上野桜木計画検討、資料作成など。

午後は渋谷区東計画の現場へ、大工さん、水道屋さんと打ち合わせ、お客様と打ち合わせ、ありがとうございます。帰社後は渋谷区恵比寿2丁目計画検討、南大塚計画検討、夕方は練馬区春日町方面へ、お通夜に参列させて頂きました。帰社後は大宮のオーナー様とお電話、目白のお客様とお電話、ありがとうございます。

さて、もしかすると今日から3連休という方もいらっしゃるかもしれません。ゆっくりできるといいですね。それでは今年も土曜日は恒例の家づくり講座第183回をお届けさせていただきますので、今回もどうぞお付き合いください。

家づくりを検討していると、「モニター価格でご提供! ただし限定〇名様限り!」という広告を時々見かけます。あなたも「え〜っ、凄く安いな〜。この金額なら・・・」と、広告に見入った経験があるのではないでしょうか。

数百万円もお得になることがあるので、家が欲しいと思っている人なら、誰だって興味を持ちますよね。

でも、どうしてそんなにお得になるのか考えたことはありますか?

まず、「モニター」の意味について考えてみましょう。ウィキペディアによると、『なんらかの製品・サービスの妥当性を確認する試験やその試験を行う人のこと』とあります。

つまり、モニター価格で家を建てたら、満足できない試験結果が待っているかもしれないということです。車や家電のモデルチェンジと同じように、業者の家づくりも少しずつ変わっていきます。

ちなみに、最近は『耐震』『免震』『エコ』『創エネ』の分野が注目されています。ただ、業者が「この方法を使えば、今までよりもっといい家づくりができるぞ」と思っても、実際に建て、しばらく住んでみないことには確かめられません。

でも、その改善点を確かめるために家を建てるのは、あまりにも負担が大きすぎますよね。

つまり、モニター価格で提供される家は、「お得な金額で建てますので、モニターとしてチェックしてくださいね」という意味合いも含んでいるのです。そこを理解せず、ただ金額だけで判断してはいけません。

「今まで耐震を重視した家づくりをしていたが、免震に切り替えよう」「断熱性を高くして、もっとエコな家づくりを目指そう」「もっと高齢者が暮らしやすい家づくりを考えよう」など、より良い家づくりのために、多くの業者が研究を重ねています。

その方向性があなたの考えと合っているなら、「モニターとして住んでみたい。改善の役に立ちたい」とワクワクするでしょう。「昨日の地震の時は全然揺れを感じなかったな。でもこの点は・・・」と、長所と短所を前向きに捉えることができます。これが、モニター価格で建てる施主の正しいあり方ではないでしょうか。

もし金額だけにこだわり、その趣旨を理解しないで建てると、住まいの欠点ばかりが目につき、楽しく暮らせそうにありません。

困ったことに、モニター価格を売りにして、手付金を払わせることで、自社の客としてキープしようとする業者がいるのも事実です。

「先着2名様限り。ただし手付金を支払うことが条件です。万が一返金を請求される場合は、所定の手数料をいただきます」という業者に引っかかると、無事に解約できたとしても、心にキズが残ります。

『先着〇名』とか『〇月〇日まで』というフレーズは、消費者に考える時間を与えないための方法なのだ、ということを忘れないでください。

モニター価格でなくても「今月までキャンペーン価格で提供していますよ」とか、「月末までに契約して頂けるなら」という業者のフレーズも同じです。ですから、もしそんな広告や営業トークに興味を持ったりしたら、その業者の家づくりの考え方が、あなたの考え方と同じかだけでも確かめましょう。

その際、自宅であれこれ調べるより、見学会に行ったり、OBさんに話を聞いたり、事務所で直接話した方が分かりやすいものです。

そして、もし共感できない場合は、どんなにお得な金額でも、ご縁が無かったと割り切ってください。これから何十年も住む家です。良いご縁を見つける日まで、妥協は避けたいものですね。

それでは良い連休を!

今日もありがとうございます。 


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