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天候に恵まれた東京です。
そんな今日は朝から板橋区弥生町計画の現場へ、祭事準備の後、地元の保存会の方達にお囃子を披露していただきました。その後地鎮祭開催、非常に賑やかな地鎮祭になり、オーナー様ご親族の皆様ありがとうございました。またお心遣いを賜りまして重ねてお礼申し上げます。
午後に帰社後は左官屋さんと電話、渋谷区東計画検討、岡崎の業者社長と電話、その後お客様とお電話、ありがとうございます。資材発注、台東区上野桜木計画検討、北区西ヶ原計画検討、世田谷区砧計画検討、見積チェック、西台のお客様来社打ち合わせ、成増の不動産会社さんと電話など。夕方は文京区本郷計画検討、原稿作成、ミーティングなど。
むむっ、明日は東京マラソンが開催される日だったんですね。残念ながら私は出場できません、まあ申し込みもしていませんが。きっとソチオリンピックの選手達に刺激を受けたランナーの皆さんが頑張ってくれることでしょう。
さて、それでは今日も土曜日ですので、恒例の家づくり講座第189回をお届けさせていただきます。どうぞお付き合いください。
もちろん私は工務店の代表で、自社の家づくりが大好きです。
ただ、前回もお話したように、ひと口に工務店と言っても規模や能力に大きな差があります。自分に合った業者を探し出すのは、実に大変な作業です。
さて、あなたの住む地域に、年間10棟建てるA工務店と、年間50棟建てるB工務店があるとします。どちらに安心感を感じますか?
数字だけ見ると、数が多いB工務店の方が経営が安定していそうですよね。
でも、A工務店が『いい家づくりをするためには年間10棟が限界』として丁寧に取り組む工務店で、数年先まで紹介客の予約で埋まっている。
でも、A工務店が『いい家づくりをするためには年間10棟が限界』として丁寧に取り組む工務店で、数年先まで紹介客の予約で埋まっている。
B工務店が『大勢のスタッフを抱え、年間60棟こなさないと経営を維持できない』としたら?
健全な経営状態を維持するためには、それぞれの工務店に合った棟数があります。ですから、見かけだけで正しい判断をするのは危険です。
ところで、工務店選びで一番大切なチェックポイントは何でしょう。
それは「社長」です。
社長の家づくりへの思い・方針や性格は、その工務店の家づくりに大きな影響を与えます。また、社長が世代交代することで成長する工務店もあれば失速する工務店もあります。
工務店というと古臭いイメージを持つかもしれません。でも、そんなことはないんですよ。外観や性能に磨きをかけた工務店もあれば補助金や法令などを積極的に勉強している工務店もあります。
聞き取り能力を磨き、家づくりに活かす工務店もあります。思いを共有できる業者は、あなたの心強いパートナーとなります。
その地域の気候・人々の暮らし方など、地元に精通した工務店はその地域に合わせた材料で、その地域に合わせた家をつくることができます。
ハウスメーカーでも、寒冷地域や温暖地域など、ある程度の環境に合わせた方法を取り入れていますが、地域密着の工務店ほどには対応できません。
ハウスメーカーは広告費をかけられる分、露出度が多く、知名度も高いですね。「ここで建てたら安心かも」と思いがちです。
でも実際には、ハウスメーカーより工務店で建てる人の方が多いんです。家づくりを始めたばかりで、正しい手順がわからない人は、「とりあえず展示場に・・・」と行動しがちです。
そこで出会った営業マンが気に入って、そのまま家づくりを進めるケースもあります。でも、『業者選びは社長が重要』と覚えておくと、見た目に惑わされない判断ができそうですね。
家づくり経験者の中には「打ち合わせから契約までは、担当者が誠実そうで親身だったのに・・・」と嘆く人がいます。契約後に担当者の態度が事務的になったり、担当者が他の人に変わるのは悲しいことです。
本当に信頼できるのは、手塩にかけてつくりあげたあなたの家をわが子のように思い、引渡し後も大切に思ってくれる業者です。
ハウスメーカーの場合、組織が大きいので、あなたが社長に会うことも難しいし、スタッフ全員が社長の情熱を共有するのも難しいですね。
ですが、少人数で経営している工務店の場合は、社長自身が担当になることも多いもの。スタッフも、社長の情熱を共有しやすいものです。
中には、「ハウスメーカーで働いていた時、お客様本位でなく、会社本位の家づくりに嫌気がさした」と工務店を始めた社長もいます。
工務店で家づくりする人は、そんな工務店のあり方を気に入っている人なのでしょうね。
それでは良い週末を。
今日もありがとうございます。