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連日シトシト雨の東京です。

IMG_4702そんな今日は朝から資材発注、5丁目のお客様ご来社打ち合わせ、その後足立区江北方面へ、弊社OBオーナー様のクリニック開業のお祝いにお伺いしました。内科、小児科、アレルギー科など、非常に優しく紳士的な先生ですので、お近くの方は是非ご利用ください。その後業者さん事務所訪問打ち合わせなど。

午後は北区西ヶ原計画のお客様にご来社頂き打ち合わせ、ありがとうございます。ガス会社さんと電話、練馬区田柄計画検討、見積作成、電気屋さん来社、7丁目のOB様宅訪問現調など。夕方帰社後はさいたま市浦和区計画検討、大工さんと打ち合わせ、板橋区弥生町計画、小金井計画検討など。

ブラジルではサッカーワールドカップが大変盛り上がっておりますが、日本は相変わらずのジメジメ模様ですね。それでも今日は土曜日ですので、恒例の家づくり講座第206回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

さて、あなたは完成見学会に行ったことはありますか?
ついつい素敵な家に目を奪われがちですが、ぜひ庭にも目を向けてください。ほとんどの見学会の場合はオーナー様にお引き渡しする少し前ですので、庭はまだ土だけの場合も多いです。そこに立って、そこで暮らすことを想像すると、

・雨に濡れない駐車・駐輪スペースが欲しい
・木や花を植えたい
・日当たりの良い場所で畑づくりを楽しみたい
・隣家との目隠しをしたい
・道路との境目は、塀か木で仕切りたい
・雨や花粉を気にせずに洗濯物を干せる空間が欲しい
・子どものために砂場を作りたい
・モノが散乱しないよう、物置やストックヤードを設けたい
・雨が降った時、庭がドロドロにならないようにしたい
・レンガのバーベキューコンロがあったら楽しそう
などと、次々にアイデアが浮かんできます。

それらの外構には、思いのほか予算が必要です。ですが、新築の打ち合わせの時、外構のことまで考えてくれる業者は少ないもの。

最近は家づくりの業者と庭づくりの業者がタイアップするケースも増えていますが、そんな場合でない限り、家づくりの業者は家のことしか提案しません。当然と言えば当然なんですが・・・。

ですから、あなたの土地に建物をどう配置するか決まったら、早い段階で外構のことを考えてください。まだ、間取りまで決まっていなくていいんです。

・どの方角に、どれだけのスペースを確保できるのか
・その空間を、どう使いたいのか
そんなことを家族で話し合い、外構工事の見積もりを出してもらいましょう。おそらく、数百万円の見積もりを提示されるでしょう。

その後の調整はあなた次第ですが、契約前に、外構のおおよその費用を知っておくことは大切です。

都心部は別ですが、郊外に建てる一戸建ての場合、家と庭があってこその「住まい」です。予算配分を間違うと、生活しにくい庭になるかもしれません。

都心部で特に隣家が近い場合は、窓や庭の目隠しを考えておかないと、後々ストレスを感じながら過ごすことになります。「庭のすぐ横に隣家の風呂がある。低い塀しかないから木で目隠しをしたいけど、そのスペースが無い」「隣家のリビングの窓からわが家の庭が丸見えで、いつも視線が気になる。高さ2mくらいの塀が欲しいが、予算が無い」というのは、実際にある事例です。

多くの図面には、隣家のことは記されていません。ですから、ついつい周囲を意識しない家づくりを考えがちです。

でも実際には、東西南北すべてに家や畑や道路など、何かしらありますよね。それを強く意識し、より良い家づくりに活かすためにも、外構のことを早い段階から考えることは大切です。

これから家づくりをしたいという人は、どうしても家のことにばかり目を向けがちです。「家が完成して、住み始めたら庭のことが気になった。でも業者を知らないから探すのが大変」という人は多いんです。

しかし、その頃には住宅ローンの支払いが始まっているので、残った予算でできることをするか、新たにローンを組むか、という、制約がある中での庭づくりになります。

家づくりの契約を締結すると、プランの変更は難しいものです。ですから、契約前にご近所や庭づくりのことを考え、必要な予算は、事前にしっかり確保しておくといいですよ。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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