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曇りで涼しい東京です。
そんな今日は朝から5丁目のお客様にご来社頂き打ち合わせ、北区西ヶ原計画検討、図面作成、世田谷区砧計画検討、徳丸6丁目計画検討など。
午後は六本木方面へ、内装メーカーさんのショウルームにて板橋区弥生町計画のお客様と打ち合わせなど、帰社後は資材発注、小金井計画検討など。夕方は書類チェック、ミーティング、大工さんと電話、品川区東五反田計画検討、練馬区田柄計画検討など。
気付けば今日はもう土曜日ですね、祝日があったのでちょっと短い一週間でした。それでは恒例の家づくり講座第216回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。
最近はジョジョに秋の気配を感じるようになって参りました。
ここで今一度、昨年の冬は結露がどうだったのか、思い出してみて下さい。
結露は、窓ガラスや窓枠だけでなく、家のあちこちに発生します。ちなみに、結露を目で確認できる場所は
・押入れやクローゼットなどの収納スペース・家具の裏側・天井・床・畳表・壁の表面などでしょうか。
・押入れやクローゼットなどの収納スペース・家具の裏側・天井・床・畳表・壁の表面などでしょうか。
そして、気づきにくい場所としては
・床下・畳裏・壁内(これが危険なんです)など。
気づいた時には、カビや腐食が進んでいて、大掛かりな補修が必要になることもあります。もし結露した形跡があれば、家の寿命を延ばすためにも、早めに対策をしたいものですね。といっても、家全体の断熱リフォームにはそれなりの費用が必要です。
そこで、断熱リフォームの前に、住まい方を見直してみましょう。特に築年数が比較的浅いにも関わらず、窓ガラスが曇るという方は、間違った住まい方をしている場合が多いですし、茅葺き屋根の古民家や伝統建築物での住まい方を続けている方は意外と多いんです。
まずは、湿度を生み出すものを理解しておきます。
・調理・お風呂・空気の滞留・観葉植物・水蒸気を生み出す暖房器具・人やペットなどがあります。
ところで、温度によって空気が取り込める水蒸気の量は違いますよね。夏と冬の湿度を比べると、一目瞭然です。
また、夏の2階の暑さや冬の足元の寒さを思い出すと分かりやすいのですが、暖かい空気は上昇する性質があります。暖かい空気は、水蒸気を沢山含んでいるんでしたよね。
そのため、暖かい空気が冷えると、その温度差が原因で結露が発生します。ですから、そのような場所の換気や除湿は、特に大切です。
まず、家具と壁の間を広めに開けたり、押し入れを開けることで空気の滞留を防げます。簡単にできる対策なので、とてもオススメな方法です。
それに、家具と壁の間を広めにするのはゴキブリ対策にもなり、一石二鳥です。常に、掃除機のノズルがスッと入る位に開けておくといいですね。
また、24時間換気システムがある場合、メンテナンスの時以外は、必ず、必ずずっと稼働させてください。大切なのでもう一回言っておきます、24時間換気は必ず稼働させておいて下さい。同時に給気口を開けておくことも忘れずに。さらに、料理中や入浴後は局所換気扇を稼働させ、積極的に水分を外に出しましょう。
たしかに、換気をすると室内の温度が下がるので、冬に換気したくない気持ちは分かります。でも、それが原因で一酸化炭素中毒になる事例は毎年のように起こります。
現在では石油やガスなど、化石燃料を室内で燃やすタイプの暖房器具(ストーブやファンヒーター)は基本使用禁止です。命の保証も家の保証もしてもらえませんので、十分ご注意ください。
湿気を出すだけでなく、酸素の取り込みにも役立つので、寒さを嫌う家族にも理解してもらって、快適かつ健康的に暮らしたいものですね。
除湿と加湿のバランスが難しい冬は、温湿度計が欠かせません。
湿気を出すだけでなく、酸素の取り込みにも役立つので、寒さを嫌う家族にも理解してもらって、快適かつ健康的に暮らしたいものですね。
除湿と加湿のバランスが難しい冬は、温湿度計が欠かせません。
湿気を生み出す場所、暖かい空気が溜まりそうな場所など、色々な場所の温湿度を確かめてみましょう。そんな知識は、断熱リフォームで優先順位を考える時の参考にもなります。
住まいの湿度を把握し、調整できるようになると、結露の量を減らせるようになります。それは、カビやダニの対策にも役立ち、家族の健康を守ることにもつながります。
住まいの性能を高めることは大切ですが、暮らし方を見直すこともまた、とても大切なことですね。
それでは良い週末を。
今日もありがとうございます。

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