高性能な家を建てるならRCdesign

晴れの東京です。

そんな今日は朝から成増の現場へ、電気屋さんと調査打ち合わせ、帰社後は不動産業者さんと電話、商社さんと電話、日野市計画検討、南池袋計画検討、図面作成など。

IMG_1695午後からは渋谷区西原計画の現場へ、建物取扱説明とお引き渡しをさせて頂きました。オーナー様にはいつもご指導とお心遣いを賜り、誠にありがとうございます。感謝申し上げます。夕方は7丁目のお客様宅訪問、メンテナンスのご相談など、帰社後は日野市計画のお客様とお電話、土地家屋調査士さんへ書類お届け、書類作成など。

あっという間に師走も中盤となってしまいましたが、予定は順調に進んでおりますでしょうか。引き続き何かと忙しいことと思いますが、今週も土曜日恒例の家づくり講座第418回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

あなたは、新築住宅の住宅性能表示制度を知っていますか?

住まいの10分野の性能を全国の評価機関が評価するもので、比較的信頼性が高い制度かもしれません。

あなたが業者選びをする際の参考になると思うので、評価対象の10項目を紹介しておきましょう。

・構造の安定
地震、積雪、暴風などの自然災害は、住宅に大きな被害を与えることがあります。被害を最小限に抑えるために欠かせないのが、構造の安定です。建物の損傷や倒壊を防げるかどうかは柱、はり、主要な壁、基礎などの構造躯体の状況次第です。

・火災時の安全
命や身体、財産を火災から守るには、自宅からの出火を防ぐだけではなく、もらい火による被害を防ぐ性能が求められます。

・劣化の軽減
住宅は、水分や紫外線、空気中の汚染物質などの影響を受けて年々劣化していきます。劣化の進行を遅らせるための対策は、住宅会社によって異なります。

・維持管理更新への配慮
柱や基礎などの構造躯体は、建物の中でも特に耐用年数が長い部分です。一方、配管や内装などは、それほど耐用年数が長くありません。耐用年数が長くないということは、定期的に点検や補修などの維持管理、更新工事を行わなければならないということ。それらの作業をしやすい環境を新築時に整えておきたいですね。

・温熱環境
少ないエネルギーで効率よく冷暖房を行える住宅は、光熱費節約だけでなく、シックハウスの被害を防止できます。地域によって気象条件が異なるので、あなたの新居の気候に合った住まいづくりをして省エネルギー対策を万全にしたいですね。

・空気環境
建材や設備から発生する化学物質だけでなく、ホコリやダニ、二酸化炭素や一酸化炭素など、住まいの空気を汚染する原因は多いものです。心身の健康を守るには、安全な空気は不可欠。安全な材料を使っているか、窓は風の通り道を意識しているか、その業者が採用しているのはあなたがメンテナンスしやすい換気設備かチェックしましょう。

・光・視環境
窓の役目は換気だけではありません。光を取り込んで目の負担を減らしたり、景色を楽しむことによる開放感や癒しも求められます。しかし、窓の面積や性能は、耐震性や断熱性、防音性などに大きな影響を与えます。

・音環境
足音や話し声、隣家や道路から聞こえる騒音など、場合によってはトラブルの原因になる『音』。楽器の演奏が趣味、近くに幹線道路がある、深夜勤務の家族がいるなど、防音対策が必要な状況なら、音の大きさに見合った対策を考えたいですね。

・高齢者等への配慮
年齢だけでなく、病気やケガが原因で身体機能が低下することがあります。その際、介助に必要なスペースや、手すりなどの設備が充実していると生活がとても楽になります。

・防犯
開口部(=侵入経路)の多い一戸建てに防犯対策は欠かせません。破壊しにくい部材、開錠しにくいドアキーの採用なども検討したいものです。

住まいの性能と聞くと、耐震性とか断熱性など、比較しやすい性能を意識しがちです。しかし、こんな評価法を知ると、新たな視点から家づくりを考えることができます。

もし、この中で譲れない性能がある場合は、住宅性能表示制度の利用を検討してみてましょう。ただし、後からは対応出来ない場合もありますので、設計を始める前までに決めておく必要があります。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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