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夏日になった東京です。
そんな今日は朝から書類作成、新宿区中井計画検討、お使い、世田谷区砧計画のお客様にご来社頂き打ち合わせなど。ありがとうございます。
午後は渋谷区神宮前のオーナー様宅へ、半年ほど前にお引き渡しをさせていただいていましたが、その後子世帯の出産などがあり、本日完成お祝い会にお招き頂きました。奥様の手料理など大変豪華なおもてなしを賜り、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。建築屋冥利に尽きる幸せを感じました。本当にありがとうございました。夕方帰社後は中野方面へ、RC住宅施工仲間の見学会に立ち寄らせていただきました。帰社後は豊島区駒込計画検討、図面作成、各種段取りなど。
お客様に喜んで頂ける、家を建てる仕事は楽しいですね。さて、あっという間に今日は土曜日ですので、恒例の家づくり講座第201回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。
「新築したい!」と家づくりを始めた時、人は今までの住まいでの経験をベースに考えがちです。「キッチンが狭くて苦労したから、広くて使いやすいキッチンにしたいな」「毎朝のトイレ戦争に疲れたから、トイレは絶対2つにしよう」「物干しスペースが少なくて困ったから、日当たりの良い場所に、たっぷり干せるようにしよう」とか。
もちろん、将来のことも想像します。「足腰が弱った時のために、1階に和室を設けよう」「バリアフリーにして、体に優しい住まいにしよう」とか。
そして、よりよいプランになるよう試行錯誤して、「これがわが家のベストだ」という状態にまで仕上げます。確かに、その時点ではベストでしょう。
でも、人の価値観は日々変わります。新居で暮らした中での変化、年齢による変化、体調による変化、世の中の動きによる変化・・・。
そのため、新築して数年でリフォームする人が多いのです。リフォームと言っても、増築のような大掛かりなものでなく、隣家の視線を感じにくくするためのリフォーム、強烈な日差しを防ぐためのリフォーム、子どもの成長で自転車が増えたため、自転車置き場の確保と雨よけ、新築したら欲しくなったウッドデッキを増設、庭を楽しむための芝生や花壇、畑づくり・・・などとといったもの。
そのためには、ある程度まとまった資金が必要になりますよね。ですから、最初に予算を組む時には、・土地代・建物代・その他、建築や手続きに関わる費用・引っ越し代・外構代・数年以内のリフォーム代といった具合に、入居後までを見据えた計画を立ててみましょう。
地盤調査の結果、地盤改良に100万円必要になるかもしれません。時代の流れに合わせて、太陽光発電・風力発電・井戸といったものが欲しくなるかもしれません。今まで自転車で買い物に出掛けていたのに、スーパーまで遠くなったために、車を買い足す羽目になるかもしれません。
そうした時も、リフォーム用の資金を残しておけば、慌てることはありませんよね。
「ガスからIHに変えたら、鍋が全部使えなくなった」「以前から使っていた家具を使い続けようと思ったけど、どうしても新居となじまないから、家具を買い換えたい」という時にも安心です。
よく、「万が一の時のため、月収の半年分の貯蓄は確保しましょう」といわれます。でも、それは生活費として必要なものです。ローン返済が始まると、新たにリフォーム費用を貯蓄するのは大変です。
老後の資金や教育資金も貯めないといけませんからね。ですから、最初の予算組みでは『入居して数年後のリフォーム費用』を、ぜひ確保してください。
そうすることで安心感が増し、入居後の生活を、より楽しめるようになると思いますよ。
それでは良い週末を。
今日もありがとうございます。