東京で賃貸住宅を建てるならRCdesign

くもり一時雨の東京です。

そんな今日は朝からお問合せ対応、文京区根津計画のお客様とお電話、板橋区双葉町計画検討、信用金庫さんと電話、提携会社さん来社打ち合わせ、ガス会社さんと打ち合わせ、出張所へ書類受け取りなど。

午後は地盤調査会社さんと電話、中野区大和町計画検討、見積作成、資料作成、大田区仲池上計画検討、見積作成、サッシ屋さん来社など。夕方は生コン屋さん来社、豊島区西巣鴨計画のお客様とお電話、新橋の不動産会社さんと電話、リフォーム計画検討、見積作成、ミーティングなど。

帰宅時の原チャリは肌寒く感じました。

ではこちら。

金融庁も警鐘。高齢者をカモにする銀行の「アパート経営」悪徳商法

Windows95の設計にも携わった世界的プログラマーの中島聡さんが発行するメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、近年急増しているという「アパートローン」の問題について取り上げています。地方銀行や信用金庫の営業マンが、数千万の預金がある老人を中心に「アパート経営」の投資話を持ちかけているそうですが、実は彼ら銀行員の口からは決して語られない「落とし穴」があるとのこと。銀行側は何を隠しているのでしょうか?

少し前に、米国では自動車ローン・バブルが膨らんでいるという記事を紹介をしましたが、日本では、アパートローン・バブルが膨らんでいるそうです。日銀による「異次元緩和」で市場に溢れたお金の貸し先に困った銀行が編み出した巧みなスキームの結果です。
2017年8月2日 5時0分 まぐまぐニュース

なるほど。

ここでも何度か話題にさせて頂きましたが、いよいよ記事を一般の方が目にする機会も増えてきましたので、もうすぐ社会問題化してくるかもしれませんね。

時代背景としては、デフレ下の日本で依然続く低金利の状況と、一方で先行きの不透明感から、より有利な投資先を求めている方が多くなっていましたし、記事にもあったように金融機関も安全な貸出先を探しているということもあったようです。

そんな中で問題視されているのが、資産をお持ちの高齢者や地主さんに対する提案で、大手メーカーと金融機関が結託して、良いとされる投資をご案内してくれるものです。

この時の表面的なメリットとしては、相続税対策として負債額を増やすことだったり。想定とおりの稼働率ならば、毎月の収入が確保されるので年金生活の足しになるとか、資産を残せることなどが上げられます。

記事によれば、そんな親切な提案の対象は現役時代にそれなりの財産を築いた団塊の世代の人たちで、財産のサイズは人それぞれでしょうが、銀行が対象とするのは、退職金や株や(ローンの支払いが終わった)持ち家や土地という形で、少なくとも「数千万円」の財産を持った人たちだそうです。

銀行は、「資産運用の相談に乗る」という形をとって彼らに近づき巧みに不安を煽るのだとか。

もちろん誰も嘘を言っているわけではありませんし、本当に計画通りに事が運べば、これはとても親切なコンサルティングと言えるかもしれません。

しかし、賃貸経営という事業もそうそう思うように簡単ではありません。金利が変動する可能性もありますし、家賃相場は市場のニーズによって変動するものですので、なんら約束出来るものではありません。

そんな不安材料に対して、これまた親切なご提案が、「家賃保証」というシステムです。

この家賃保証については、話し始めると非常に長くなってしまいそうですので、またの機会にさせていただきますが、2年ごとに空き家状況に応じて保証する家賃を見直すなど、保証する側に有利な条件は当たり前だと思ってください。

アパートやマンションを建てれば、あとは安心して暮らすことが出来るということはありません。賃貸経営については、既存の大家さんの中でも非常に勉強されている方もいらっしゃいますので、安易な業者任せでは良い結果は得られないでしょう。

これから賃貸経営を始めるなら、立地条件や地域のニーズ、入居者のことを考えたプランや仕様、特徴の有る全体計画などが必要ですし、集客や管理態勢の戦略的な提携も必要だと思います。

今日の記事からは、どうしてもネガティブな意見を書くことになってしまいますが、東京の駅近で一定の水準を保った物件なら、今のところはまず空き室の心配は少ないのではないでしょうか。

やはり、郊外の駅からバスで数十分など、どう客観的に見ても入居者が居ないという場所で、なんら特徴の無い物件では、何をやってもダメなものはダメですので、親切に相談に乗ってくれる金融機関やハウスメーカーさんの営業から提案を受けたら、必ずご家族や信頼出来る方にも相談してください。

もし相談相手に困っていたり、より長期的な運営や安全と快適が特徴の賃貸マンションや賃貸併用住宅をお考えなら、お気軽にRCdesignまでご相談ください。

それでは。

今日もありがとうございます。


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