住まいはRC(鉄筋コンクリート)にしなさい!

東京で家を建てるならRC(鉄筋コンクリート)住宅。 (株)RCdesign(アールシーデザイン)社長の日記です。

中野サンプラザ

いつもありがとうございます。ご愛顧感謝申し上げます。こだわりの一戸建て住宅や2世帯住宅、賃貸併用住宅の安定経営など、RC住宅と住まいに関するノウハウを株式会社RCdesignの代表井上がお届けいたします。

中野サンプラザ計画見直しか

東京で家を建てるならRCdesign

曇り時々雨の東京です。

そんな今日は朝から見積作成、渋谷区恵比寿3丁目計画検討、足立区足立計画検討、資材発注、事務組合さんと電話、渋谷区西原のOBオーナー様とお電話、資料作成、原稿チェック、サッシメーカーさん来社打ち合わせ、蓮根計画検討、お問合せ対応、資材メーカーさんと電話など。

午後からは池袋方面へ、提携不動産会社さんと電話、文京区千石計画のお客様とお電話、帰社後は杭屋さんと電話、柏市計画検討、提携会社さん来社打ち合わせ、お問合せ対応、見積作成など。夕方は足立計画検討、港区東麻布計画検討、資料作成、ミーティングなど。

近所の彼岸花が満開でした。

ではこちら。

中野サンプラザ跡61階ビル、完成延期に 建設費900億円上ぶれか

東京都中野区で昨年7月に閉館した「中野サンプラザ」跡地に建設予定の高層ビルなどについて、計画していた2029年度中の完成が困難になっていることがわかった。

建設費の上ぶれが原因。今年度に予定していた着工も見通しが立たなくなっていて、事業自体が見直される可能性も出てきた。
2024年9月25日 15時22分 朝日新聞デジタル

なるほど。

一般の方にはなかなかご理解頂けないかもしれませんが、今の日本では全国的に同様の話が散見しているのが現実なんです。

今日作成したお見積は、その有効期限を30日とさせていただいていますが、それでも1ヶ月後には施工原価が上昇していますので、半年後では2割以上もコストアップしている場合もあったりしますし、なおも日々変動しています。

この状況は、発注者側の人達にとってももちろんデメリットでしかありませんし、受注者側にとってもリスクが日々大きくなっている状況です。

それが大きなプロジェクトになれば、その振れ幅も大きなものとなってしまいますので、記事のようなことになってしまうのも、仕方のないことかもしれません。

記事によれば、区によると跡地に建設が予定されているのは地上61階、高さ約250メートルの複合施設「NAKANOサンプラザシティ(仮称)」。

高層棟にはオフィスや住宅、展望施設が設けられる。隣接する低層棟には、収容人員7千人規模の大ホールやホテルなどが入る予定だ。子どもの遊び場や会議室も整備する。区は、この再開発の事業費を2639億円と見込んでいた。ということです。

さすがにスケールの大きなビッグプロジェクトに違いありませんね。

ところが、区関係者によると9月上旬、施工者の野村不動産が人件費の高騰や物価高を理由に「工事費が900億円超増える」と伝えてきた。工事を請け負う清水建設が増額した見積もりを、野村不動産に出してきたということです。

上場されている日本一と言っても過言ではないスーパーゼネコンですら、この時点で3割以上のコストアップとなってしまっていますので、如何ともし難い状況ということだと思います。

さらに後日、野村不動産は「今年度の着工は難しい」と連絡してきたということと、その際、建設費の増額分を削減するため、計画を精査するとも説明したということだったそうです。

この報告を受けて区は年度内の着工と、29年度末の完成を断念。区の担当者は「駅前の(閉館した)中野サンプラザは、できるだけ早く解体したいが、今のままの事業計画では進めない」とし、計画自体の見直しも視野に検討するとしている。と書かれていました。

もちろん区としては事業の採算性から予算の確保など、これまでに多くの時間をかけて検討の上、事業を実行することにしたと思いますし、その計画を見直すのもまた、辛い決断になりそうですね。

恐らく、この先十年スパンでも建築費自体が下がることは考え難いので、同じ建築物なら今が一番安価な時代とも言えます。

区の職員さんが、安易なコストダウンや事業縮小で中途半端な建物にしたり、区民の資産にならないような計画の変更は避けてもらいたいものです。

それでは。

今日もありがとうございます。

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中野サンプラザと百窓とか。

歴史に残る家を建てるならRCdesign

降ったり曇ったりの東京です。

そんな今日は朝から中野区本町計画検討、社内ミーティング、賃貸管理業務、港区東麻布計画検討、文京区小石川計画検討、ガス会社さんと電話、所沢市中新井計画のお客様とお電話、東麻布のお客様とお電話、お問合せ対応など。

午後提携会社さんと電話、書類作成、信用金庫さんと電話、渋谷区東計画検討、見積作成、港区高輪計画検討、図面作成など。夕方は足立区足立計画検討、お客様とお電話、大工さんと打ち合わせ、資材発注、ミーティングなど。

梅雨らしい天気でしたね。

ではこちら。

さらば中野サンプラザ、オーラスの達郎ライブで有終の美を飾れ

東京の名所がまた一つ消える。中野サンプラザだ。老朽化のため50年の歴史に幕を下ろす。レストランやホテルをはじめとする大部分が6月30日、ホールは7月2日で閉業。山下達郎のライブでオーラスだ。常々サンプラザホールをホームグラウンドと公言している達郎。

キャパ2222人という小ぶりな「箱」だが、その分、アーティストと観客の距離が近い。残響が少なめの、やや「デッド」なホールで、音がダイレクトに伝わる。ごまかしが効かないのも特徴だ。音にこだわりの強い達郎が好むのもうなずける。
2023年6月11日 18時30分 BCN+R

なるほど。

サンプラザですね。東京出身の方や近郊に住んだことがある方なら、その存在はもちろんご存知のこと、一度は足を運んだことがあるという方も多いのではないでしょうか。

私も何度かコンサートに行ったことがありますし、若い頃の一時期近くの事務所に勤めていたことがあったり、知り合いが近くに住んでいたりと、少なからずご縁もあったかなと思います。

そんな半世紀にもわたってランドマークとして存在していた建物が、いよいよ解体されるということで、非常に残念ですし、日本の日本人の建築に対する意識や価値観を考える機会になるといいですね。

記事では、中野サンプラザを好んで使用していたという山下達郎を紹介していました。なんでもシュガー・ベイブ時代から今日に至るまで、彼の音楽人生とともにあったといっても過言ではないだろうとして、サンプラザ最終日のアーティストは、達郎こそふさわしいと書かれていました。

確かに山下達郎は、日本の誇る天才の一人だと思いますし、私も数少ない日本人アーティストで好きな人の一人ですので、そのコンサートには行ってみたかったです。

201806121632118839あまり詳しくない方のために、記事によればもともとの正式名称は、全国勤労青少年会館。旧労働省の特殊法人、雇用促進事業団が建てた。1973年6月1日に開業し、2004年に民営化した建物なんですね。

その中でも有名だったのは8階の「ヤングフロア」。全国各地の地方紙が読める「ふるさとコーナー」は、故郷を懐かしむ若者が多く訪れ、定期的にメディアが紹介していたとか。

ほかにも、イベント時に登場する、3分だけ田舎に無料で電話できるコーナーも人気だったそうですが、これはインターネットも携帯電話もなく、料金が気になって、気軽に遠距離通話ができなかった頃の話だそうです。

で、ここからが本題で、銀座の中銀カプセルタワービルといい、赤坂プリンスホテルといい、東京にあったユニークな建物はどんどんなくなっていく。神社仏閣は残せても、近現代の建築遺構は残らないという事実。

記事の著者さん曰く、そういえば、閉館間際の赤プリに一度行ってみたことがある。ロビーこそ広々としていたが、部屋やレストランは驚くほど狭く、バブル期のきらびやかなイメージからは程遠かった。中銀カプセルタワービルも部屋によっては雨漏りがひどく、草が生え放題の状態だったと聞く。中野サンプラザも、現役の施設として利用するには、つくりのそれぞれが小ぶりで古く、時代の流れから取り残された感は否めない。と書かれていました。

さらに、日本家屋は紙と木と竹でできているから残らないと言われたものだが、今時そんな建物は少なくなった。古くなったとはいえ、立派な建造物をなぜ残せないのか。結構な維持費がかかることはわかる。非効率だ。しかし、人々の記憶にとどめるだけでいいのか。という問題提起をされていました。

今日の記事では、近現代を物語る建物は何一つ残らないのではないか。サンプラザだって十分残す価値のある建物だと思う。こうした「歴史的建造物」が残せないとは。残念至極だと締められていました。

DdXCywPVMAE8-pEそう言えば先日、いつもご愛顧いただいているオーナー様から紹介された建物がありました。こちらの写真の建物なんですが、「百窓の家」として日本の建築史にその名を残されている作品です。ありがとうございます。

現存していれば私と同じ歳だったかと思いますので、今から60年近く前にRC住宅として竣工されたんですが、当時はその近未来的な外観から多くのテレビ番組で使用されていました。

この建物なども、まさに歴史的建造物として扱われなければいけなかったと思いますし、残しておいていただければ、きっと多くの若い人が勉強できたと思います。

弊社のお客様がおっしゃていた言葉で、「紙とホチキスで作ったような家にお金は払いたくない」と言われたことがありました。本当に現在の木造住宅が作られている様子を見れば、そう感じるのも無理はないと思います。

50年、100年後に、子孫に喜ばれ、災害時には地域のランドマークとして残っている家を、是非日本のために残して欲しいと思います。

それでは。

今日もありがとうございます。

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