東京でいい間取りの家を建てるならRCdesign

くもりで昼から雨の東京です。

そんな今日は朝から原稿作成、所沢市東所沢計画検討、資料作成、提携会社さんと電話、地方銀行さんと電話、店舗改修工事検討、見積作成など。

午後はお問い合わせ対応、見積作成、リフォーム計画検討、提携会社さんと電話、蓮根の不動産会社さんと電話、高田馬場計画検討、商社さんと電話、歯科医院さんとお電話など。夕方は新宿区中落合計画検討、お問い合わせ対応、ミーティング、徳丸のお客様とお電話、見積作成など。

今日は雨にも係わらず敏感な鼻が反応しており、お見苦しい状態で生活しております。

ではこちら。

大学生の考えた「家族が仲良く暮らせる間取り」が母親を人間扱いしてなさ過ぎて話題に

家族にとって母親の存在とは何なのでしょうか?ある意味そのことを深く考えさせてくれる「理想の間取り」が話題になっています。

話題になっているのは家探しを専門に扱う情報サイト、Yahoo!不動産おうちマガジンの明海大学不動産学部学生によるコラムです。
 
「不動産学部の学部生が学生目線で不動産についてつづる」というコンセプトで今年1月から月1ペースで始まった連載で、学生が書いたコラムに同学部の准教授がコメントするというスタイルのもの。
 
この第2回目の「家族が仲良く暮らせる間取りとは何か?」がTwitterなどで炎上していますが、その理由というのが母親の扱いです。
 
コラム筆者は家族での会話が無くなっていたという実体験を元に、「家族が仲良く暮らせる間取り」を提案します。そのためには家族が常に顔を合わせる環境が必要だと筆者は考えます。しかしそこでなされた提案は驚くべきものでした。
2016年3月9日 11時27分 BUZZAP! 

なるほど。

通常はあまりネットの記事に目を通さないというか、いや目は通すものの、この炎上とかいう現象がどうも好きになれず、こういった内容については触れないようにしています。

何かよってたかって責め立てているように感じてしまい、どこか弱い物イジメを見せられているような気持ちになってしまって、記事の内容がどのようなものであっても、目にしてしまうとちょっと辛く感じてしまいます。

しかしながら、今回の記事にはちょっと触れておかなくてはいけないような気になってしまいました。

というのは、やはりその内容が私たち専門家がフォローしておかなくてはいけないものだと思ったからで、「家族が仲良く暮らせる間取り」については、一家言も二家言も持っているつもりでもあります。

さて、その問題になっているという学生の提案というのは、母の部屋を作らないということ。
 
理由としては、リビングにだれもいないとなると、結局はだれとも会わないため、強いて母の部屋を作らずにリビングにいてもらいます(寝るときも)というものです。

母親はプライベートな個室を持たず、リビングのソファーで(間取り図のリビングにはベッドを置くスペースもありません)常に寝起きさせるというもので、これがあまりにも母親を人間扱いしていないことから、大きな批判を呼んでいるようです。

もちろん記事だけを読めば、なんて思いやりのない罰当たりな発想だと思ってしまいますが、これはこの学生を育てた親御さんの責任も大きいかもしれませんし、これまで育った環境や教育が影響してこのような提案になったのだと思います。

これは大学生の考える間取りですから、当然に本人目線のものですし、しかも不動産学部に在籍の生徒だということですので、あまり建築的視点や人間的視点の勉強はしていないのではないでしょうか。

よってこの学生が大学でどのような事を学んでいるのかはわかりませんが、この学生を責めたり、発表した提案についてなんら大騒ぎする必要はないように思うんです。

それよりも、記事にもありましたが、今回問題とされているコラムには、大学の准教授という方がコメントすることになっていたものの、なんのコメントもなく、その記事のチェックすらなかったということが、少々残念な気がいたしますね。

学生には自由な発想があって良いと思いますし、新しくチャレンジングなものであって欲しいと思います。

もし建築を学んでいる学生さんならば、固定観念や既成事実にとらわれない妄想をする時間があって良いはずですので、もしかすると准教授もそんな思いでスルーしていたのかもしれません。

しかし、間取りを考える前に、人間として親を敬う気持ちや、家族の大切さ、個人と社会の関係性など、家族が仲良く暮らすために必要なことを教えて頂けると良かったように思います。

でもそんなことまで大学で教えなければいけない、というのもちょっと違うかもしれませんね。

もし実際に家族が仲良く暮らせる間取りの家を建てたい時は、是非お気軽にご相談ください。

それでは。

今日もありがとうございます。


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