暖かい家を建てるならRCdesign
晴れの東京です。
そんな今日は朝から原稿作成、埼玉県所沢市中新井計画検討、信用金庫さんと電話、電気屋さん、設備屋さん、ガス屋さん来社現場ミーティング、文京区千石計画検討、渋谷区西原のオーナー様とお電話など。
午後は渋谷区東計画検討、資料作成、図面作成、不動産会社さんと電話、お問合せ対応、提携会社さんと電話、港区東麻布計画検討、書類作成、賃貸管理業務、階段メーカーさん来社打ち合わせなど。夕方はお問い合わせ対応、提携会社さん来社打ち合わせ、渋谷区富ヶ谷計画検討、見積作成、ミーティングなど。
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寒い部屋でガマンしていると健康寿命が4年縮まる…最新研究でわかった「住宅と健康」の怖い関係
住宅の室温と健康には深い関係がある。ノンフィクションライターの高橋真樹さんは「室温が低い住宅に住んでいる人は、健康寿命が4年縮まるという研究がある。
健康を守るためには室温を18℃以上に保つことを意識したほうがいい」という――。
2024年1月30日 14時15分 プレジデントオンライン
なるほど。
これはまたなかなかショッキングな記事ですね。
ここでは定期的に室温や断熱について取り上げていますし、住まいと健康の関係性についてもお伝えしているところですが、今日の記事でも多くの根拠と共に一般消費者さんへ注意喚起をしてくれていました。
弊社がRC断熱住宅に注力し始めた頃は、木造や鉄骨も含めて日本で断熱を真剣に考えている人は本当に少なかったんですね。
それゆえに、当時はオーバークオリティーと言われたり、またその使用方法についての理解を得るのに苦労していました。
今日のような記事が、定期的かついろんなメディアに紹介していただけることで、日本人の中に当たり前や常識として、一定の基準を持って頂けるようになれば良いと思います。
まず記事にあったのは、最近は、夏の熱中症に注目が集まりがちですが、実は夏と冬とでは、気温の影響で亡くなる人の数は、冬のほうが圧倒的に多くなっています。熱中症も危険ですが、早めに対処すれば助かる可能性は高まります。一方で冬は、寒さの影響でさまざまな疾患が重症化しやすくなります。ということ。
データでは、日本での死因の1位はがん(悪性新生物、24.6%)です。2位は心疾患、3位は老衰、4位が脳血管系疾患です(厚生労働省、2022年)。寒さの影響を受けやすいのは、心疾患と脳血管系疾患で、いずれも血液の循環に関係する病気(循環器系疾患)です。この2つを合わせると、死因の21.6%にのぼります。
そこで、全国の都道府県で、冬に家の中の寒暖差で亡くなる人の割合が多いのは、どこでしょうか。
47都道府県を並べて、トップ3とワースト3を抜き出しています。もっとも割合が少ないのが、寒いはずの北海道です。逆に、亡くなる割合がもっとも多いのは、北海道に比べて温暖なはずの栃木県です。栃木県は、北海道に比べ、倍以上も冬季死亡増加率が高くなっています。
都道府県別の冬季死亡増加率と、断熱された住宅の普及率には、相関関係があります。断熱された住宅が多い地域ほど、冬季死亡増加率が低いことがわかったのです。
日本人特有の思い込みや、節約体質、残念な政治や行政機関が、この死亡率の増加を放置していたと言えるのではないでしょうか。記事でも、これは個人が気をつけるべき問題というよりも、地域・行政レベルで「自分たちの住む地域は暖かい」と錯覚し、断熱対策をおろそかにしてきたことが、冬季死亡増加率を高めてしまった原因につながっていると考えられます。と書かれていました。
なお欧州の調査でも、冬の死亡増加率は、温暖なポルトガルやスペインが高く、北欧のフィンランドやデンマークは低いというデータが出ています。暖かいと考えられている地域でも、寒暖差で人が亡くなっているということを、しっかりと認識した上で対策を採る必要があります。
北欧の家では、夜間に暖房を止めても朝まで室温を保てる断熱性能になっていますので、省エネでかつ健康を維持できているんですよね。
しかし最近になって、日本でもようやく住宅と健康の関連性についての学術調査が行われるようになりました。国土交通省と厚生労働省による「スマートウェルネス住宅等推進調査事業」です。2014年度から23年現在まで毎年行われてきたこの全国調査のユニークな点は、建築分野の研究者と医師とが、共同で調査をしていることです。分野を横断するアプローチにより、新しい知見が積み重ねられています。
その成果として、寒い住環境が高血圧や循環器系疾患に悪影響を与えることが明らかになってきています。そして、これまでにはなかった「生活環境病」という捉え方もされるようになってきました。
この調査では、血圧について性別や年齢、肥満の度合いなど、条件を揃えて比較した結果、断熱改修後には起床時の最高血圧が平均3.5mmHg下がったという結果が出ました。一般的に高血圧の人は、脳卒中や心筋梗塞など深刻な病気にかかりやすくなります。
実はこれまで、厚生労働省は、40〜80歳代の国民の最高血圧を平均4mmHg下げることを目標に掲げています(厚生労働省「健康日本21(第二次)」の目標値)。それを達成できれば、脳卒中による死亡者を年間1万人、心筋梗塞による死亡者を年間5000人減らせるとしています。
皆さんご苦労されていると思いますが、これまで血圧を下げる対策としては、減塩や減量、適度な運動、禁煙や節酒などが推奨されてきました。ところが上記の調査結果によって、断熱改修でかなり大きな効果が得られる可能性が出たということ。もちろん新築住宅なら当然に断熱性能の高い家がオススメです。
このような調査結果が政府主導で研究されたものとなれば、これまで保守的な日本人の消費者さん達も、少しは考えてくれるようになると良いと思います。
一日も早く、安全・健康・省エネなRC住宅に住むことをご検討ください。
それでは。
今日もありがとうございます。
人気ブログランキング ←よろしくお願い申し上げます。
晴れの東京です。
そんな今日は朝から原稿作成、埼玉県所沢市中新井計画検討、信用金庫さんと電話、電気屋さん、設備屋さん、ガス屋さん来社現場ミーティング、文京区千石計画検討、渋谷区西原のオーナー様とお電話など。
午後は渋谷区東計画検討、資料作成、図面作成、不動産会社さんと電話、お問合せ対応、提携会社さんと電話、港区東麻布計画検討、書類作成、賃貸管理業務、階段メーカーさん来社打ち合わせなど。夕方はお問い合わせ対応、提携会社さん来社打ち合わせ、渋谷区富ヶ谷計画検討、見積作成、ミーティングなど。
ちょっと朝が明るくなったように思います。
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寒い部屋でガマンしていると健康寿命が4年縮まる…最新研究でわかった「住宅と健康」の怖い関係
住宅の室温と健康には深い関係がある。ノンフィクションライターの高橋真樹さんは「室温が低い住宅に住んでいる人は、健康寿命が4年縮まるという研究がある。
健康を守るためには室温を18℃以上に保つことを意識したほうがいい」という――。
2024年1月30日 14時15分 プレジデントオンライン
なるほど。
これはまたなかなかショッキングな記事ですね。
ここでは定期的に室温や断熱について取り上げていますし、住まいと健康の関係性についてもお伝えしているところですが、今日の記事でも多くの根拠と共に一般消費者さんへ注意喚起をしてくれていました。
弊社がRC断熱住宅に注力し始めた頃は、木造や鉄骨も含めて日本で断熱を真剣に考えている人は本当に少なかったんですね。
それゆえに、当時はオーバークオリティーと言われたり、またその使用方法についての理解を得るのに苦労していました。
今日のような記事が、定期的かついろんなメディアに紹介していただけることで、日本人の中に当たり前や常識として、一定の基準を持って頂けるようになれば良いと思います。
まず記事にあったのは、最近は、夏の熱中症に注目が集まりがちですが、実は夏と冬とでは、気温の影響で亡くなる人の数は、冬のほうが圧倒的に多くなっています。熱中症も危険ですが、早めに対処すれば助かる可能性は高まります。一方で冬は、寒さの影響でさまざまな疾患が重症化しやすくなります。ということ。
データでは、日本での死因の1位はがん(悪性新生物、24.6%)です。2位は心疾患、3位は老衰、4位が脳血管系疾患です(厚生労働省、2022年)。寒さの影響を受けやすいのは、心疾患と脳血管系疾患で、いずれも血液の循環に関係する病気(循環器系疾患)です。この2つを合わせると、死因の21.6%にのぼります。
そこで、全国の都道府県で、冬に家の中の寒暖差で亡くなる人の割合が多いのは、どこでしょうか。
47都道府県を並べて、トップ3とワースト3を抜き出しています。もっとも割合が少ないのが、寒いはずの北海道です。逆に、亡くなる割合がもっとも多いのは、北海道に比べて温暖なはずの栃木県です。栃木県は、北海道に比べ、倍以上も冬季死亡増加率が高くなっています。
都道府県別の冬季死亡増加率と、断熱された住宅の普及率には、相関関係があります。断熱された住宅が多い地域ほど、冬季死亡増加率が低いことがわかったのです。
日本人特有の思い込みや、節約体質、残念な政治や行政機関が、この死亡率の増加を放置していたと言えるのではないでしょうか。記事でも、これは個人が気をつけるべき問題というよりも、地域・行政レベルで「自分たちの住む地域は暖かい」と錯覚し、断熱対策をおろそかにしてきたことが、冬季死亡増加率を高めてしまった原因につながっていると考えられます。と書かれていました。
なお欧州の調査でも、冬の死亡増加率は、温暖なポルトガルやスペインが高く、北欧のフィンランドやデンマークは低いというデータが出ています。暖かいと考えられている地域でも、寒暖差で人が亡くなっているということを、しっかりと認識した上で対策を採る必要があります。
北欧の家では、夜間に暖房を止めても朝まで室温を保てる断熱性能になっていますので、省エネでかつ健康を維持できているんですよね。
記事でも書かれていましたが、欧州などでは、家を暖かくすることが病気を減らすという認識のもと、健康政策のひとつとして住宅政策が取り組まれてきました。一方で日本では、健康と住まいの関係が「エビデンスがない」との理由から軽視されてきたことで、防ごうとすれば防げたはずの住宅内での事故が、起き続けてきました。
しかし最近になって、日本でもようやく住宅と健康の関連性についての学術調査が行われるようになりました。国土交通省と厚生労働省による「スマートウェルネス住宅等推進調査事業」です。2014年度から23年現在まで毎年行われてきたこの全国調査のユニークな点は、建築分野の研究者と医師とが、共同で調査をしていることです。分野を横断するアプローチにより、新しい知見が積み重ねられています。
その成果として、寒い住環境が高血圧や循環器系疾患に悪影響を与えることが明らかになってきています。そして、これまでにはなかった「生活環境病」という捉え方もされるようになってきました。
この調査では、血圧について性別や年齢、肥満の度合いなど、条件を揃えて比較した結果、断熱改修後には起床時の最高血圧が平均3.5mmHg下がったという結果が出ました。一般的に高血圧の人は、脳卒中や心筋梗塞など深刻な病気にかかりやすくなります。
実はこれまで、厚生労働省は、40〜80歳代の国民の最高血圧を平均4mmHg下げることを目標に掲げています(厚生労働省「健康日本21(第二次)」の目標値)。それを達成できれば、脳卒中による死亡者を年間1万人、心筋梗塞による死亡者を年間5000人減らせるとしています。
皆さんご苦労されていると思いますが、これまで血圧を下げる対策としては、減塩や減量、適度な運動、禁煙や節酒などが推奨されてきました。ところが上記の調査結果によって、断熱改修でかなり大きな効果が得られる可能性が出たということ。もちろん新築住宅なら当然に断熱性能の高い家がオススメです。
さらに、住宅を暖かく保つことが、ケガのリスクを減らしたり、他のさまざまな疾病を改善したりする可能性も示されました。例えば、室温と骨折・ねんざとの関連では、平均室温が14℃以上の住宅の居住者に比べ、14℃未満の住宅の居住者は、骨折・ねんざが1.7倍も多くなっています。
その理由として、寒さにより皮膚表面の血流量が減り、筋肉が硬直することでケガにつながっている可能性が指摘されています。
その理由として、寒さにより皮膚表面の血流量が減り、筋肉が硬直することでケガにつながっている可能性が指摘されています。
また、住宅の断熱改修をして平均室温が上昇した住宅の居住者は、夜間頻尿(過活動膀胱)、腰痛、睡眠障害、風邪、アレルギー性鼻炎、子どもの喘息やアトピー性皮膚炎など、さまざまな健康に関する症状が改善するという報告も出されています。
このような調査結果が政府主導で研究されたものとなれば、これまで保守的な日本人の消費者さん達も、少しは考えてくれるようになると良いと思います。
一日も早く、安全・健康・省エネなRC住宅に住むことをご検討ください。
それでは。
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