環境にやさしい家を建てるならRCdesign

くもり時々晴れの東京です。

そんな今日は朝から社内ミーティング、文京区千石計画の現場ではコンクリート打設がありました。業者さん来社打ち合わせ、渋谷区東計画検討、その後事務組合さんに書類提出、帰社後は店舗内装計画検討、地盤調査会社さんへ連絡など。

午後からは不動産会社さん来社打ち合わせ、書類作成、提携会社さん来社打ち合わせ、リフォーム工事計画検討、業者さんと電話、お問合せ対応など。夕方は新宿区愛住町計画検討、見積作成、ミーティングなど。

お昼頃には一時強い雨になりました。

ではこちら。

オール電化割引、今年度で廃止=標準家庭966円上昇―東電

東京電力エナジーパートナー(東京)は30日、オール電化住宅向けの割引を今年度で廃止すると発表した。

これにより月610キロワット時を使う標準的な家庭で、2025年4月の電気料金は966円高い2万1446円になる。

同社はオール電化に伴う電気料金負担の軽減に向け、毎月電力量に応じた料金部分の5%を値引きしていたが、省エネの進展などを理由に打ち切る。
2024年10月1日 18時33分 時事通信社

なるほど。

これはまた衝撃的というか、時代の変化と言いますか、いよいよオール電化またはオール電化住宅というキーワードも世の中から消されていくタイミングになったということでしょうか。それにしても勝手な方針転換ですね。

本当にある時代の一時には、家はオール電化住宅でなければならない、最新の住宅はオール電化である、と豪語しながら販促されていましたので、その時代に家を建てられたご家庭では、勧められるがまま採用されたケースも多かったと思います。

それは当時からどこか大人の事情な匂いのする制度で、なぜそこまでガムシャラに大手ハウスメーカーが肩入れするのか、何か話がうま過ぎると感じたものです。

実は弊社では、そんな時代でもオール電化住宅には異議を唱えていましたので、オール電化住宅の施工は1棟も経験することがありませんでした。

もしかすると、これから家づくりをお考えの方ではそもそも知らなかったかもしれませんし、オール電化って何?という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで、このオール電化とは何を指すキーワードかと言うと、オール電化の住宅は、料理・給湯・空調などの全てを電気で行っている住宅のことで、料理にはIHクッキングヒーターを使用し、給湯はエコキュートでお湯を作り、そして空調はエアコンを使用することで、設備機器の全てを電力でまかなうことができ、これをオール電化と呼んでいたんです。

そして当時、なぜオール電化が浸透したかと言えば、家の中で火を使わない安全性と、電気料金が安く設定された夜間電力を積極的に使用することで、住まいの光熱費が抑えられるということからオール電化が浸透していったんですね。

その最も根本的な部分で疑問に思われるのが、なぜ夜間の電気料金は安く設定されていたのか、ということなのですが、その理由は極単純なことで、夜に発電して作った電気が余ってしまい、その処分に困っていたからなんです。

当時から多くの発電施設では、昼間のピーク時に発電量が不足しないように、安定的に電気が供給できるように整えられています。しかし発電する電気の量を細かく調整することが難しく、使用量の少なくなる夜になると多く発電してしまった電気が余ってしまうので、それを国民のみなさんに使ってもらうように夜間の電気料金が安く設定され、それを活用するオール電化が推進されたというのが歴史の一部です。

それが、2011年に発生してしまった東日本大震災で状況が一変してしまいました。それは福島の原発事故から原子力発電は当面使用禁止となってしまったということです。

オール電化は夜間に電気が余ってしまうから進められてきましたが、その電力は原子力発電を前提としていましたので、原子力発電は一度稼働し始めるとなかなか止めることができないからです。しかし、東日本大震災により原子力発電の多くは稼働停止となりしました。

この震災以降、オール電化のテレビCMは無くなりましたし、それ以降ではそのキーワードを目にすることが俄然減ったように感じていました。

大切なのは、これからお家を建てる方も、すでにお家を建てた方も、暮らしに節電意識を高める、ということももちろん必要です。

そして、お家の住宅設備や電化製品の選定においても、設備費用や設置する工事費用だけでなく、その後のランニングコストの違いをこれまで以上に重視していただくことが大事です。

オール電化住宅よりも高性能で省エネな家を、RCdesignで実現させて頂けます。

それでは。

今日もありがとうございます。

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