住まいはRC(鉄筋コンクリート)にしなさい!

東京で家を建てるならRC(鉄筋コンクリート)住宅。 (株)RCdesign(アールシーデザイン)社長の日記です。

地盤調査

いつもありがとうございます。ご愛顧感謝申し上げます。こだわりの一戸建て住宅や2世帯住宅、賃貸併用住宅の安定経営など、RC住宅と住まいに関するノウハウを株式会社RCdesignの代表井上がお届けいたします。

地盤は安心ですか?

構造計算された家を建てるならRCdesign

晴れの東京です。

そんな今日は朝からお問合せ対応、書類作成、文京区音羽計画検討、商社さんと電話、文京区千石計画検討、見積作成、提携会社さんと電話、渋谷区富ヶ谷計画検討など。

午後からは提携会社さんとオンラインミーティング、原稿作成、1on1ミーティング、資料作成、武蔵野市計画検討、見積作成など。夕方は塗装屋さんと電話、資料作成、ミーティングなど。

少しずつ湿度が高くなってきています。熱中症対策も忘れずに。

ではこちら。

戸建て住宅購入、33%が「地盤は安心」と回答 - そう言い切れる理由とは?

メディアシークは5月6日、「住宅購入・地盤」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は1月22日、同社アプリ「QR/バーコードリーダー・アイコニット」のユーザー2万1,919名を対象にインターネットで行われた。
2025年5月12日 17時53分 マイナビニュース

なるほど。

今回はIT関連の企業さんが行ったアンケート結果がまとめられていました。

これがなかなか認識されないのですが、一般的に日常生活をしていても地面の強さを気にすることはないでしょうし、これまで何も問題が無かったから大丈夫と思われていても当然です。

しかし、今年は水道管の破裂など地中での事故が発生したり、ひとたび自然災害が発生したときには、皆さん地盤を意識せざるを得ないことになります。

実際に家を建てる際には、その場所で地盤調査を行う必要があり、その地盤の上に建物を載せることが可能なのか、強度が不足している場合にはどのような補強が必要になるのかを、しっかりと計算の上決定しなければいけません。

一般の方には当たり前に思われるかもしれませんが、長らく木造住宅では地盤調査も行われず、構造計算もせずに、経験と勘だけで建物が建てられ続けてきました。

もちろんRC住宅では全ての建物で現地地盤調査を行い、建物の構造計算結果によって対策を行い、安全を確認された建物しか建築されていません。

また、地盤調査と言っても、未だに多くは簡易式の検査で済まされている場合が多く、地中の地質や寄り性格な状況がわかる地盤調査が実施されている場合は少ないようです。

ちなみに、簡易式の地盤調査ならハウスメーカーでサービスしてくれる場合もありますし、別途依頼しても6〜10万円程度、本格的なボーリング調査ですと、30〜70万円(地盤の状態や調査深度によります)のコスト感で実施可能です。

さて、記事にあったのは、まず、「戸建て住宅購入の際に、事前に建築予定地の地盤の強さを知りたいと思いますか?」と質問したところ、81%が「思う」と回答。一方で、「戸建て住宅購入の際に、地盤調査が必要なことを知っていますか?」と聞くと、6割近くが「知らない」(58%)と回答した。

続いて、戸建て住宅購入の際に、予算や土地の広さの他に検討すべきと思うものを聞いたところ、「自然災害のリスク」が最も多く、次いで「日当たり」「交通の便」「買い物の利便性」「自然環境」と続いた。とありました。

皆さん改めて聞かれれば、もちろん地盤の強さを知りたいと思うでしょう。しかし一方で建築のために必要なこととの認識は半数以上の方が知らないという状況ですので、そのような知識レベルで家を購入されるのはやはり危険だと思います。

次に記事にあったのは、また、「購入済みの戸建て住宅や購入予定地の地盤は、安心ですか?」と尋ねたところ、33%が「安心」と回答。理由を聞くと、「地盤調査を行ったから」が最も多く、次いで「ハザードマップ等のツールで確認したから」「土地購入時に確認したから」「地盤を強化する工事を実施したから」が上位に。

一方、「不安」(22%)と回答した人の理由としては、多い順に「地盤について調べたことがないから」「地盤調査を実施したかどうか分からないから」「地盤が弱いことを把握しているが対策をしていないから」「地盤を強化する工事が必要だが実施していないから」となった。と書かれていました。

およそ3割の方が安心して暮らされているということですが、これは少々寂しい数字ではないでしょうか。自分の住む家が安心ではない、そんな状況で暮らすのはどれだけのストレスかわかりませんが、今からでも出来ることがありますので、少しでも不安を解消して安心して欲しいと思います。

一方で2割の方は不安であっても覚悟の上でそこに暮らされているということでしょうか。もちろん強制はできませんが、こちらの方々にも是非対策を検討して頂き、まずは安全を確保して少しでも安心して暮らせるようになって頂きたいと思います。

もし、地盤に関してご不明な点やご不安なことがございましたら、何なりとお気軽にご相談ください。

それでは。

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家づくり講座は地盤調査とか。

東京で注文住宅を建てるならRCdesign

くもりで涼しい東京です。

そんな今日は朝から文京区小石川計画検討、見積作成、リフォーム計画検討、業者さんと電話、来客面談など。

午後は神奈川県でご検討のお客様にご来社いただき打ち合わせなど、その後現場視察、帰社後はお問い合わせ対応など。夕方からは練馬区田柄のお客様宅訪問、お打ち合わせなど、帰社後は北松戸計画検討、資料作成など。

いよいよ長袖の出番という方も多かったのではないでしょうか。気が付けばいよいよ10月になっていましたが、今週も土曜日恒例の家づくり講座第311回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

1923年(大正12年)に発生した関東大震災では、多くの建物被害が発生しました。その数は、全壊が約10万9千棟、半壊が約10万2千棟です。

それがきっかけとなり、日本で初めて組織的に地盤調査が行われました。調査をしたのは、日本の建築構造学の基礎を築いた、佐野利器(さの としかた)博士が計画した復興局ということです。

調査の方法として用いられたのは、ロッド、スクリュー、錘などからなるスウェーデン式サウンディング試験装置を用いて、土の硬軟や締まり具合を判定するサウンディング試験です。今となっては簡易的な調査ですが、当時としては最善の方法だったことと思います。

ところで、佐野博士は、関東大震災の8年前に、家屋耐震構造について講演をしています。

その記録の一部を紹介しますね。

・・・・・・・・・・・・ここから・・・・・・・・・・・・
第1.総説

耐震構造の「かなめ」とは、震力とその作用をできるだけ小さくすること、そしてこれに対する抵抗を充分に大きくすることである。その概略を述べれば以下の通り。

1.建設地の地盤は硬質なほどよい。ただし断崖の上は避けること。
2.基礎は深くし、かつ堅固に作ること。
3.建物の形はできるだけ単純にして凹凸を少なくし、意匠は質素なものとする。内部に間仕切りを多く入れた部屋が小さいものがよい。窓や出入り口が大きなものは好ましくない。
4.材料は出来るだけ軽い方がよい。特に建物の上部を重くするのは好ましくない。
5.材料や構造はできるだけ一様で均一な剛性を持つものを用いる。大きな強度と粘靭性、あるいは大きな剛性を持つものが望ましい。
6.建物の所在地の地質、その地における過去の大地震の記録、およびその建物の重要さの度合いに応じて標準震度を仮定する。さらに、その震力が各方向に作用した時の建物の各部の応力をできる限り精密に求め、その時に、材料および構造に問題が生じないことを確かめること。
・・・・・・・・・・・・ここまで・・・・・・・・・・・・

このように、専門家は今から約90年前には、地盤やそれに合わせた建物づくりの重要性を認識していました。もちろん木造が主な対象となります。

やがて、1952年に「地盤と建築設計震度低減に関する建築基準法施行令に対する建設省告示1074号」が公布されたことにより、地盤の良否と、建物の設計計算が初めて直接結びつくことになります。

2000年に改正された建築基準法により、建築物の基礎の構造は、国土交通大臣が定めた方法にすることが義務付けられています。

そのためには、地盤調査をし、その地盤の長期許容応力を調べなければいけません。

ところが、調査には数万円から数十万円が必要です。しかも、地盤改良をすると数十万円から数百万円が必要になります。そのため、最初の頃は調査を嫌がる施主も多かったですね。

しかし、大きな震災がいくつも発生し、建物の不動沈下や土地の液状化といった映像を見る機会が増えたことにより、一般の人が地盤調査の重要性を認識するようになりました。

今、地盤の質や強度を調べ、必要に応じて改良し、それに合わせていろんな構造の家をつくることが当然のようにできる時代です。

しかし、それができるのは、過去からの研究と経験の積み重ねがあったからこそ。

鉄筋コンクリートの家を選ぶことが可能な私たちは、いい時代に家づくりができて幸せですね。

それでは良い週末を。

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