住まいはRC(鉄筋コンクリート)にしなさい!

東京で家を建てるならRC(鉄筋コンクリート)住宅。 (株)RCdesign(アールシーデザイン)社長の日記です。

断熱性

いつもありがとうございます。ご愛顧感謝申し上げます。こだわりの一戸建て住宅や2世帯住宅、賃貸併用住宅の安定経営など、RC住宅と住まいに関するノウハウを株式会社RCdesignの代表井上がお届けいたします。

賃貸住宅もRC造を選べ

すきまの無い家を建てるならRCdesign

雨の東京です。

そんな今日は朝から資料作成、文京区千石計画検討、提携会社さん来社打ち合わせ、足立区足立計画検討、世田谷区経堂計画検討、見積作成、店舗改修工事計画検討、資料作成、文京区根津のOBオーナー様とお電話、見積作成など。

午後からは見積作成、世田谷区新町計画検討、リフォーム工事計画検討、資料作成、店舗改修のお客様にご来社頂き打ち合わせなど。夕方は蓮根計画検討、賃貸管理業務、ミーティングなど。

寒暖差には十分ご注意ください。

ではこちら。

「すきま風と結露でカビだらけ」の賃貸物件を量産している…なぜ、日本の住宅性能は「中国、韓国以下」なのか

「持ち家か? 賃貸か?」

このテーマは、さまざまな専門家がそれぞれの立場から主張し、決着がついていない議論です。ただ、これまで出てきた主張の中で、決定的に見落とされている視点があります。

結論としては、日本に住むなら持ち家を選ぶべきです。そして、見落とされている重要な視点とは、「日本の住宅性能は、諸外国に比べて圧倒的に低く、そのデメリットはとても大きい」ということです。
2024年10月8日 17時15分 プレジデントオンライン

なるほど。

人類永遠の課題とされている話題ですが、今日の記事ではその論点として住宅の性能に目を向けた内容となっている点が新しく、また本質に迫ったものとなっています。

これまでは単に経済的な側面だけを比較している内容が多かったのですが、それと同等以上に健康や快適性を考慮すると、持ち家が有利ということが書かれていました。

しかし、記事によれば、特に賃貸住宅は、十分な性能の住宅の供給がほとんどありません。そのため、日本の賃貸住宅では、諸外国の基準に照らしてまともな性能の家で暮らすことは、ごく一部の例外を除いて、残念ながらほぼ不可能であるということなのです。

「住宅の性能」とは、さまざまな要素から構成されますが、日本の住宅は、特に「断熱性能」と「気密性能」が非常に劣っています。これらの性能は、欧米はおろか、いまや中国・韓国よりも低いレベルです。

日本の住宅の性能が、中国・韓国よりも劣ると言われると、まさかと思う方も多いのではないでしょうか。ですが、これは事実なのです。

さらに記事に書かれていたのは、このように、断熱性能向上の取り組みは、諸外国に比べて非常に遅れています。ところが、それ以上に、すきま風のない家である「高気密化」への取り組みは、圧倒的に遅れています。断熱性だけ高めても、すきま風だらけの家では、意味がありません。ということ。

弊社では、20年以上前からRC(鉄筋コンクリート)住宅にこだわって、特化して建築を提供させていただいていますが、そのきっかけとなったのは阪神淡路大震災での被害状況をいろんな側面から検証した結果でした。

その当時、日本の住宅ではまだ断熱という概念も持たない設計者や施工者が多かったですし、実際に造られていた住宅では、ほとんど効果のない断熱材が形式的に設置されていたり、もちろん耐震性能もまだまだ安心できるものではありませんでした。

また、気密性能ではまだまだ木造住宅が中心でしたので、その構造上すきまは有って当然とされていましたし、そのすきまで家は呼吸をしているとか、訳のわからないことを言う人も大勢いました。

記事にもありましたが、外国では気密性能に関して厳しい基準が定められています。気密性能は、C値という指標で示され、値が小さいほど高気密であることを意味します。

例えばドイツでは0.3cm2/m2以下、ベルギーでは0.4cm2/m2以下といった基準があります。

ところが、日本は基準が緩いどころか、気密性能に関する基準自体が存在していません。以前は、5.0cm2/m2という非常に緩い目安の基準があったのですが、現在はその基準すらなくなっています。

高気密住宅にするためには、圧倒的に鉄筋コンクリート造が向いており、木造や鉄骨造は向いていません。鉄骨造の大手ハウスメーカーで気密性能を売りにしている会社は存在していないと聞いています。

そんな理由もあってか、十分な断熱・気密性能を確保している賃貸住宅の供給はほとんどないため、残念ながら賃貸住宅では結露が生じるのが当たり前になっているということです。

欧米では一般的な高気密・高断熱住宅はさまざまなメリットがあります。まず、暮らしがとても快適になります。QOL(人生の質)が大幅に向上するといっても過言ではないと思います。高気密・高断熱住宅は足元が冷えず、とても快適です。また、健康にもよく、エアコン1台で住戸全体を冷暖房することも可能で、冷暖房光熱費もとても安く済みます。

さらに、高気密・高断熱化に伴って建築費が増加しますが、それに伴う住宅ローンの支払い増加額よりも冷暖房光熱費の削減額のほうが大きく、経済的にもお得です。このように、高気密・高断熱住宅は、メリットばかりなのです。

記事の著者さんは、特に子育て世代には、高気密・高断熱住宅に住んでいただきたいと、筆者は考えています。それは、子どものアレルギーや喘息のリスクが大幅に下がるからです。一方、家の断熱性能が高くなると、アレルギーや喘息等の症状が改善されるという調査結果が明らかにされています。とも書かれていました。

そこで疑問に思われると思いますが、なぜ日本では、高気密・高断熱の賃貸住宅が供給されないのかというと、それは、高気密・高断熱化に伴って増加する建築費の費用負担者がオーナーであり、メリットの享受者が入居者であることが最大の理由のようです。

ところが、先見の明をお持ちのオーナー様は、すでに賃貸住宅といえども、高性能なRC造で建てられていますので、入居者様の安全と健康、さらに省エネで低い光熱費を実現されていますので、当然入居者さんにも喜ばれながら、安定した賃貸経営をされています。

記事にもありましたが、本来、高気密・高断熱の賃貸住宅ならば、家賃が多少高くても、それ以上に冷暖房光熱費が下がるので、入居者も経済的なメリットがあります。ただ、これまでの消費者がそのことを知らないため、オーナーが高気密・高断熱化してもその価値を家賃に反映しにくく、賃貸事業の収益性の向上が見込みにくかったこともありました。

住まいを選ぶ上では、コストももちろん大事ですが、「暮らしの質」や「家族の健康」を優先して判断するべきですし、その前提として耐震性能と耐火性能が満たされていることは当然です。

だから私たちはRC住宅をオススメしています。

それでは。

今日もありがとうございます。

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温室効果ガスと削減目標など。

劣化の遅い家を建てるならRCdesign

晴れのち曇りの東京です。

そんな今日は朝から資料作成、社内ミーティング、文京区白山計画検討、構造担当と電話、目黒区原町計画のお客様にご来社頂き打ち合わせなど、ありがとうございます。大田区田園調布計画検討、北区赤羽西計画検討など。

午後は池袋方面と金融機関へ、帰社後は確認検査機関と電話、資料作成、ミーティングなど。夕方は社内システムメンテナンス、図面作成、渋谷区西原計画検討、資料作成、ミーティングなど。

テレビのリモコンを握りしめている人もいらっしゃると思います。

ではこちら。

家庭の温室ガス66%削減必要 太陽光パネルなど促し

家庭部門では66%の削減が必要だとしています。

政府は2030年度までに温室効果ガスの排出量を46%減らす目標について、達成に向けた計画の原案をまとめました。

それによりますと、2013年度に比べて家庭部門で66%、オフィスなどの業務部門で50%、工場などの産業部門で37%など大幅な削減が必要としています。
2021年7月26日 18時50分 テレ朝news

なるほど。

度々お伝えしておりますが、まず基本とするところでは、菅総理大臣が2020年10月26日の所信表明演説において宣言した、「我が国は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ということです。

実は世界の国々が覇権争いというか、主導権争いのようなことをしているようで、現在各国の目標としているのは温室効果ガスを2050年までに実質ゼロにする目標を達成するための、中間目標との位置づけである2030年までの削減目標の引き上げを検討しているようです。

さらに2021年4月22-23日に開催された米国主催気候サミットにおいて、菅総理大臣は、2050年カーボンニュートラルの長期目標と整合的で、野心的な目標として、我が国が、2030年度において、温室効果ガスの2013年度からの46%削減を目指すことを宣言するとともに、さらに、50%の高みに向け、挑戦を続けていく決意を表明していました。

そんな流れの中で、今日の記事では具体的な方法というか、各部門ごとの目標を提示されたということのようです。

記事によれば、住宅では断熱性の壁材や窓の導入、太陽光パネルの設置、給湯器の省エネ率向上などを促したい考えだということのようです。

政府は、この計画を10月末から開かれる国連の会議「COP26」に提出する方針だそうですが、その割には特にインパクトがないというか、これではイニシアチブを取ることは難しいと言わざるを得ないと思います。

というのも欧州連合(EU)は、2030年までに1990年比で55%以上削減するという目標を掲げていますし、英国は2050年までの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を、既に法制化していて、その上中間目標として2030年までに排出量を1990年比で少なくとも68%削減する目標も既に掲げていました。

民間レベルでも出来ることは沢山あると思いますが、住宅の高性能化と発電設備の実装は避けられない状況ですので、是非合わせてご検討ください。

それでは。

今日もありがとうございます。


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家づくり講座は断熱性能の選び方とか。

東京で断熱性能の高い家を建てるならRCdesign

くもり空の東京です。

そんな今日は朝から高田馬場計画検討、見積作成、地盤調査、和光市のお客様とお電話、世田谷区太子堂計画検討、お問い合わせ対応、資料作成、世田谷区奥沢計画検討など。

午後はご近所のお客様宅へ、書類お届けと打ち合わせなど、帰社後は新宿区北新宿計画検討、中区野毛町計画検討、見積作成、資材発注など。夕方は所沢市東所沢計画検討、見積作成、書類作成など。

朝晩の寒暖差も多く、インフルの感染も拡大しております。くれぐれも油断の無いように暖かくお過ごしください。それでは2月最初の土曜日恒例の家づくり講座第281回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

ある調査によると、ここ数年新築した人の6割以上は自宅の断熱水準がよくわからないそうです。

あなたが断熱性を追求しようと一生懸命に勉強をしているのなら、さぞ驚いたことでしょう。

ところで、断熱性能を表す数値に『省エネルギー対策等級』があります。

次世代省エネルギー基準に対応したレベルを4という数値で表し、それ以前の基準に対応したものは、それより数値が低くなります。業者によっては、「当社の省エネ等級は4です」と積極的にアピールしてますね。

こういった数値を聞くと、「2より3がいいな」「3より4がいいな」と、数字だけで判断しがちです。

ところが、最初に述べた通り、6割以上の人がその意味をよくわかっていないという現実・・・。

なかなか興味深いものです。

人によっては「家づくりをするなら、性能や材料についてある程度の勉強をするには当たり前だ」と言います。

しかし実際には、知識が少ないまま家づくりする人も少なくありません。

家づくりをする世代は、仕事や育児で忙しい毎日を過ごしている人が多いですからね。だから、知識の多さを自慢する必要もなければ、恥ずかしいと思う必要もありません。

もし知識が少なくて恥ずかしいと思うのなら、断熱性に関する要望を考えてみましょう。

たとえば、「結露と縁を切りたい」とか「浴室や脱衣所が寒くて困ることがないようにしたい」、「暖房している部屋と、していない部屋の温度差をなくしたい」、「今住んでいる家より寒暖の差が少なければいい」、「冷暖房にかかる光熱費を抑えたい」など、具体的なことを思い描いてみるのです。

具体的にイメージできたら、あとはそれを業者に伝えれば大丈夫です。

人によって表現の方法は違います。断熱性を数値で表したいなら、そう伝えればいいのです。住み心地を伝えたいのなら、そう伝えればいいのです。

なのに、夫婦のどちらかが専門知識がないということで引け目を感じる人もいれば、そんな配偶者を見下すような人もいます。たまにそんなシーンを見るのですが、そのたびに心が痛みます。

家づくりは、より幸せに暮らす場所をつくる楽しい作業です。分からないことは、自分の言葉で業者に質問してみましょう。専門知識が無くても大丈夫です。

そのために、専門知識を持ったプロがいるのですから。

ただ、あなたにしかできない作業があります。

それは、新居でどう暮らしたいかをイメージする作業です。より幸せに暮らすため、どんな空間がほしいですか?じっくり考えて、ぜひあなたの表現方法で伝えてください。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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オール電化でも電気代の削減とか。

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どんより曇り空の寒い東京です。

そんな今日は朝から練馬区田柄計画検討、提携会社さん来社打ち合わせ、図面作成、練馬区錦町計画検討、板金屋さんと電話、書類チェックなど。

午後は図面作成、目白のお客様とお電話、渋谷区東計画検討、左官屋さんと電話、材料屋さんと電話、江戸川区篠崎町計画検討、来客対応など。夕方は渋谷区恵比寿2丁目計画検討、図面作成、北区西ヶ原計画検討、大工さんと打ち合わせ、台東区上野桜木計画検討など。

今度の日曜日は東京都知事選の投票日です。必ず投票しましょう。

ではこちら。 

オール電化で高額な電気代!どうしたら削減できる!?

オール電化ではガス代が掛からない分、公共料金を減らせるとされていますが、電気代自体が高いと感じることもあるようです。教えて!gooには、電気代についての質問が寄せられていました。

「オール電化ですが、電気代が高いです」

相談者は一戸建てに4人暮らしで、オール電化にしています。家族の仕事の時間帯から、昼間家に居ることが多いものの、夏冬の電気代が4万円近くになり、高いと感じています。

主に稼動する家電は、エアコン2台、テレビ1台、洗濯機1台、冷蔵庫2台とIH調理器です。照明をつけっ放しにしているようなことはなく、冷蔵庫以外の家電は、2年ほど前に買い換えたばかりだそうです。電力会社の方に見てもらったところ、漏電等はなく、特に電気代がかかるようなものはないと言われたとのこと。 
教えて!ウォッチャー 2014年02月06日17時00分

なるほど。

一般の家庭で電気代が4万円と言われれば、それはビックリですね。通常なら恐らくガスを併用している住宅でも、そこまではいかないのではないでしょうか。

記事ではエアコンをあまり使わない春と秋でも電気代は3万円くらいであるそうで、その電気代を抑えるためには、エアコンを控えるしか方法はないのでしょうかという相談でしてた。残念ながら建物の基本性能が確保されていないと、改善は難しいかもしれませんね。

日本の真冬や真夏の時期は、より快適に過ごすために、というか健康維持や生命維持のためにも、どうしても何らかの空調設備が必要ですが、建物が高気密・高断熱住宅であれば、エアコンの連続使用が実は一番省エネでエコなんです。

この時期、暖房に限って言えば温水式床暖房が一番快適で健康にも良いと思いますが、それにはガスの併用が必要ですので、出来れば新築時に設置しておきたい設備です。

記事のようなお話しは、比較的良く聞く失敗談で、それまでRC造のマンションに住んでいた方が、木造の建て売り住宅を購入して引っ越すと、必ずといっても良いくらいその寒さと光熱費の差にビックリされます。

これも当然といえば当然で、マンションでは通常上下左右に他の方が住んでいて、同じように冷暖房を使ってくれています。外気に面するのはベランダ側と玄関側の2面だけで、そこからのみ熱の損失があるんですけど、その量はごく小さいものなんですね。

それに比べて一戸建ての住宅は、上下左右と前後の6面すべてが外気に面していますし、家全体を自分達だけで冷暖房しなければいけませんので、同じ床面積でも、その負荷は比べものにならないくらい大きいものになります。

だからこそ、家の気密性と断熱性を高めなければいけないんですけど、まだまだ春や秋の季候の良い時期だけを想像して家を買ってしまう方が多いのが残念です。 

さて、記事の相談の件、電気代を少しでも削減するなら、まず契約形態を見直すのもひとつです。今の時代ブレーカーが落ちることを避けるために、少々余裕をもった初期契約になっているかもしれません。

家族の人数や生活スタイルによっては、60アンペアも必要なく、40アンペアでも十分かもしれませんので、この基本契約を変更すれば、基本料金を下げることが出来ます。

また、一時期流行したオール電化住宅では、基本的な生活スタイルを家に合わせないと、効果が出ない場合があります。基本的に深夜電力契約になっていると思いますが、この場合昼間の電気料金は深夜の3倍になりますから、昼間に家にいると通常契約より高くなります。

もし、家族構成が変わったり、生活スタイルが変わった場合には、深夜電力契約をやめて、通常の契約に戻した方が良い場合もありますので、電力会社さんに相談してみると良いと思います。

少ないエネルギーで快適に暮らすには、どうしても気密性と断熱性に優れた家が必要なんです。長く使う家だからこそ、後悔しない住まい選びをしていただきたいと思います。

それでは。

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瞬間湯沸かし器がクールとか。

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晴れの東京は寒いです。

そんな今日は朝から社内ミーティング、その後成増のお客様宅へ、書類お届けと打ち合わせなど。帰社後は板橋区弥生町計画検討、資料作成、板橋区徳丸計画検討など。

午後は大工さんと電話、蓮根3丁目計画のお客様とお電話、渋谷区恵比寿2丁目計画検討、商社さん、設備機器メーカーさん来社打ち合わせ、豊島区駒込計画検討など。夕方は電気屋さん来社打ち合わせ、蓮根の不動産会社さんと電話、資材発注、渋谷区東計画検討など。

昨日から寒暖の差が激しくなってまいりました。体調管理に注意しましょう。

ではこちら。

瞬間湯沸かし器が外国人に大人気! 背景にある日本独自の住宅事情

海外の掲示板サイト「reddit」に、「日本の集合住宅に住む人たち」というスレッドが立てられ、日本の集合住宅の好きな点と嫌いな点について、非常に多くのコメントが寄せられています。かつて70年代後半には「rabbit hutch(うさぎ小屋)」と形容された日本の住宅。現在、日本に住む海外の人は、どういった印象を持っているのでしょうか。

【瞬間湯沸かし器はクール】
まず「favorite(好きな点)」とされているものから見ていきたいと思います。最も多くの反応があったのは、意外にも給湯器・湯沸かし器。

「湯沸かし器は本当にすごい。必要なときにだけ動いて節約になる。同時にシャワーを使ってもお湯が「切れる」ってことがないんだ」
「使いたいときに使える給湯システムと温度を変えることのできるリモコンがグッド。面白いことに、リモコンは2個付いててキッチンとお風呂にある。そしてお互いに通話できるんだ」

アメリカなどでは、常にタンクに一定量のお湯を貯めるタイプのものが主流で、いつでも瞬時に使える代わりに、その分費用は高くなり、タンクのお湯を使い切るとしばらく使えなくなるようです。 
NewSphere 2014年01月27日11時45分

なるほど。

給湯や暖房に対する考え方やその機器も、国によって様々なようですが、日本のシステムはやはりおおむね好評のようですね。

少し前までは、オール電化住宅が一種の流行のような感じで、かなり普及してきていたようですが、それでも給湯を貯湯式というタンクに貯めておくシステムはひとつのデメリットとされていました。

しかし、震災以降はエネルギーの見直しが行われたり、ライフラインの考え方も変わってきましたので、最近は電気とガスの両方を導入される場合がほとんどではないでしょうか。

さらにガス機器については、単なる湯沸かし器ではなく、お湯を作ると同時に電気も作ってしまうという画期的なシステム、燃料電池も普及段階に入ってきましたので、ますます外国人の方に驚かれることになりそうです。

ちなみに好きな点としては、駅、スーパー、コンビニなどが近く、徒歩で生活できる便利さを挙げる人も多かった他、以下のような少数意見もありました。

・隣人、大家が親切(「自分で修繕しなくていい」「大家のおじいちゃんがよく物をくれる」)
・収納設備(床下収納、ベッドの下の収納)
・キッチンが使いやすい
・風呂とトイレが別(「片方使ってても片方は空いてる」)
・曇らない浴室の鏡
・気密性が高い(シャワーを浴びても部屋全体が湿っぽくならない)
・深い浴槽
・強い水圧
・光通信

なんとも日本らしい感じもしますが、もっともっと日本が安全で快適な住みやすい場所ということをアピールしたいところです。

一方で、「least favorite(嫌いなところ)」はどうだったかというと、圧倒的多数意見が「断熱性の欠如」を上げていました。

「古い建物には断熱性がない。冬は窓にビニールを貼ろうかと思った」
「比較的新しい建物でさえ、窓には十分な断熱処理が行われていない」
「築45年の建物に住んでるけど、外より中のほうが寒い(マジで)」
「今まで住んだすべての賃貸物件はサッシが酷いもので、一枚ガラスだった。」
「断熱性がないせいで、夏は暑く、冬は寒い」
「明らかに断熱処理がまったくなされていない。昨夜一晩中暖房を付けたまま寝たんだけど、それでも朝はくそ寒い。キャンプしてるのと同じだから、自分はこのアパートをキャンプ場と呼んでいる」

などの意見があり、なんとも寂しい限りです。 欧米の先進国では、窓ガラスを複層にするなど、建物の断熱化が義務付けられているところもありますので、そのあたりの常識に日本がまだ追いついていないとも言えます。

もともとヨーロッパでは寒い地域が多いですし、家を造る基準が冬だったのに対し、熱帯地域に位置する日本では夏を基準にしていたということが大きいと思いますが、日本だって1年の半分は寒い気候で、時には雪も降る国ですので、省エネで快適に暮らすことができる住まいにしなくてはいけません。

ここにきて国としてもようやく、断熱性能の向上を目的とした基準作りをしたり、高性能な住まいの優遇策なども始められるようになってきました。 

断熱性能が高ければ、冬の暖房費が削減出来るのは当然、夏の冷房も良く効くようになりますので、年間の冷暖房光熱費が削減できることになり、地球にもやさしい暮らしが実現出来ます。

続いて嫌いなところで多いのが、やはりと言うか、「狭さ」。そんな狭さに慣れた人もいるようです。「収納スペースがない」「今では狭さを気に入ってるよ。一人暮らしなら居心地良くて掃除もしやすい。でも誰かと住むのは金網デスマッチのようだ」とか。

さらに、他にも以下のような意見もありました。
・共益費(「なぜ会うこともない人のために払わないといけないの?」)
・電気器具を全部自分で買わないといけない(海外は備え付けのところが多い)
・壁が薄い(「隣の部屋の人のくしゃみがまるですぐ近くでしたかのように聞こえる」)
・たばこの臭い
・レOパレスは紙でできている 

これらの貴重な意見は、賃貸住宅を持つ大家さんや資産運用をお考えの投資家さんにも、大変参考になるのではないでしょうか。遅ればせながらこれらの点を改善して、外国人にも喜んでもらえる住まいを造らなくてはいけませんね。

それでは。

今日もありがとうございます。


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