東京で家を建てるならRCdesign

くもりのち雨の東京です。

そんな今日は朝から文京区白山計画の現場でコンクリート打設がありました。資料作成、大田区田園調布計画のお客様にご来社頂き打ち合わせなど、ありがとうございます。杉並区今川計画検討、高田馬場のお客様とお電話、杉並区高円寺南計画のお客様とお電話、設備屋さんと連絡、資材メーカーさんと電話、図面作成など。

午後は管理組合さん来社打ち合わせ、資材発注、練馬区谷原計画検討、見積作成、提携会社さんと電話、白山計画のお客様とお電話、電気屋さんと電話、資材メーカーさん来社打ち合わせなど。夕方は打ち合わせ、北区赤羽西計画検討、白山計画検討、世田谷区新町計画検討、ミーティングなど。

9月になりましたね。途端に涼しくなりましたので、体調管理にはご注意ください。

ではこちら。

関東大震災、古臭い江戸文化を捨て去る “号砲” に/9月1日の話

1923年(大正12年)9月1日の午前11時58分、のちに「関東大震災」と呼ばれる大地震が、東京・横浜一帯を襲った。

死者・行方不明者は10万5000人に及んだ。なかでも、火災によって命を落としたのは9万2000人ほどいたとされている。

ほとんどの家屋が木造だった時代に、火災の発生は命取りだ。熱で水道管が破裂したことから、消火活動もままならなかった。
2021年9月1日 1時30分 Smart FLASH

なるほど。

本日9月1日は「防災の日」ですね。その前後となる8月30日から9月5日までが「防災週間」と定められていて、例年は自治体や企業による防災避難訓練が数多く行なわれています。また、ご家庭でも災害が発生した場合の避難先を話し合ったり、防災用品のチェックをしたり、色々な対応を行なっていることと思います。

記事にもあったように、100年近く前に発生した関東大震災では、大変大きな被害となってしまいましたが、実は津波の被害も大きかったということを今日の新聞で読みました。

熱海で12m、房総半島で9mなど、ここでも多くの命が失われたという記録があるそうです。

100年前に比べたら、街づくりも建築技術も進化していることに違いありませんが、一方で東京という都市は膨張を続け人口も多くなっていますので、単純には比べられませんが決して安全になったとは言えないと思います。

今もまだ木造住宅密集地域が各所に点在していますし、4mに満たない道路に面する土地も多いです。建物の多くは風圧や水圧に対する検討はされていないと思ってください。

記事の中で歴史学者の濱田浩一郎さんが語っていたのは、「関東大震災では、44万戸以上の家屋が焼失、25万戸以上が全壊・半壊するという大きな被害が出ました。幸い生き残っても、戻る家がない人がたくさんいたのです。人々は寺や学校などの避難場所に逃れたのち、日比谷公園などにできたバラックに移り住みました。

翌年には、住宅不足を解消するため、内務省に財団法人『同潤会』が設置され、仮設住宅や木造長屋などが次々とできました。復興計画の一環として、鉄筋コンクリートの同潤会アパートメントも建設されます」ということ。

また、記事で紹介されていた作家の田山さんは、江戸的なものが少しも混ざらない新しい東京が立ち現れるなら、この大破壊もムダではなかったとする。と書かれていました。

大正時代は、そこかしこに「古臭い江戸」が残っていたそうですが、関東大震災は、日本人が古きものを捨て去り、新しきものを採用していく号砲となったということのようです。

もしかすると、このコロナ禍でも、古い昭和を捨て去り、新しい時代を向かい入れるタイミングとなるように動いているかもしれません。

地震はもちろん、豪雨大雨、台風や竜巻、河川の氾濫や土石流など、世界一危険な都市に必要な性能に加えて、持続可能で省エネな暮らしを実現し、災害時にも避難所生活を回避できる住まいが新しい時代の理想だとすれば、そんな住まいを普及させなければいけません。

いつ何時も防災の意識を持って、暮らして頂きたいと思います。

それでは。

今日もありがとうございます。


人気ブログランキング ←ご声援ありがとうございます!