東京で家を建てるならRCdesign
晴れの東京です。
そんな今日は朝から来客面談、保険屋さん来社、練馬区練馬5丁目計画検討、見積作成、資材発注、検査機関と電話、提携会社さんと電話、新宿区北新宿計画検討、文京区千駄木計画検討、資料作成など。
午後は所沢市東所沢計画検討、資材発注、西台のOBオーナー様と電話、電気屋さんと電話、市川市八幡計画検討、見積作成、中区野毛町計画検討、店舗オーナー様来社打ち合わせ、図面作成、書類チェックなど。夕方は電気屋さんと電話、商社さんと電話、土地家屋調査士さんと電話、ミーティング、原稿作成など。
まだまだ朝晩は冷え込みますね。
ではこちら。
木の家 睡眠の質高く 産学で立証実験 調湿、香りが効果
木の家って何となく気持ちいい。そんなイメージを科学的に立証しようという産学連携の研究が九州大農学研究院(福岡市東区)で進められている。木材が人の健康に与える効果を化学、物理、生理心理学的な手法を用いて検証。調湿効果や睡眠への良い影響、香りの豊かさなどを裏付けた。
清水邦義准教授(森林圏生理活性学)、藤本登留(のぼる)准教授(木質材料加工学)の研究グループは学内に2棟の実験棟を設置。
双方とも柱や梁(はり)などの構造材にスギを使った上で、一方は大分県日田市上津江町のブランド「津江杉」の天然乾燥の無垢(むく)材を床や壁に使用。もう一方は短期間で乾燥させた合板などの新建材を用い、木目調の壁紙を施して見た目の差をなくすなどプラセボ(偽薬)効果が生じないよう配慮した。
2016年2月17日 4時42分 西日本新聞
なるほど。
これはまたちょっと作意を感じる記事ですね。
記事の見出しだけを見つけて、それを結果だと思ってしまうこともあるでしょうから、このままですとあたかも木の家が良いというような印象を受けてしまうかもしれません。
また、室内の環境については、温度の変化は無かったものの、湿度については人体から発生する水蒸気によって、新建材棟が10%の上昇に対して、無垢材棟は3%程度の上昇ということで、これも無垢材による調湿効果が影響して、睡眠の質につながったとのこと。
さらに、香りについても揮発性成分が質と量共に豊かだという記載がありましたが、これも感じ方は人によって違うもので、木の種類によってはアレルギーを起こす可能性もありますので、一概に自然素材だから安心というものではありません。
日本で木を大切にするなら、年間を通じて乾燥状態を保つ必要がありあす。常に風を当てておくこと、と同時に防腐剤や防蟻剤の処置が必要になります。
双方とも柱や梁(はり)などの構造材にスギを使った上で、一方は大分県日田市上津江町のブランド「津江杉」の天然乾燥の無垢(むく)材を床や壁に使用。もう一方は短期間で乾燥させた合板などの新建材を用い、木目調の壁紙を施して見た目の差をなくすなどプラセボ(偽薬)効果が生じないよう配慮した。
2016年2月17日 4時42分 西日本新聞
なるほど。
これはまたちょっと作意を感じる記事ですね。
記事の見出しだけを見つけて、それを結果だと思ってしまうこともあるでしょうから、このままですとあたかも木の家が良いというような印象を受けてしまうかもしれません。
記事によると、睡眠と調湿について、実験棟に宿泊した男子学生5人の脳波や心電図などを測定したということです。
その結果では、5人という限定的な人数の睡眠時間8時間のうち、深い睡眠の時間が新建材棟は110〜180分だったのに対して、無垢材棟は130〜220分と長い結果になっています。
さらに覚醒に近い状態のレム睡眠は無垢材棟が10〜30分で、新建材棟の25〜80分よりも短かったということで、これらの結果から無垢材の方が睡眠の質が高くなるとの主張です。
その結果では、5人という限定的な人数の睡眠時間8時間のうち、深い睡眠の時間が新建材棟は110〜180分だったのに対して、無垢材棟は130〜220分と長い結果になっています。
さらに覚醒に近い状態のレム睡眠は無垢材棟が10〜30分で、新建材棟の25〜80分よりも短かったということで、これらの結果から無垢材の方が睡眠の質が高くなるとの主張です。
また、室内の環境については、温度の変化は無かったものの、湿度については人体から発生する水蒸気によって、新建材棟が10%の上昇に対して、無垢材棟は3%程度の上昇ということで、これも無垢材による調湿効果が影響して、睡眠の質につながったとのこと。
さらに、香りについても揮発性成分が質と量共に豊かだという記載がありましたが、これも感じ方は人によって違うもので、木の種類によってはアレルギーを起こす可能性もありますので、一概に自然素材だから安心というものではありません。
これまでも何度か同じような記事を目にした記憶がありますが、そのいずれもが、実験というにはあまりにも規模が小さく、またその結果についても信憑性に疑問を感じたり、結果ありきの実験と感じるものもが多いですね。
今回もわずか5人の学生が参加した実験で、その結果も非常に差が少なく、測定誤差も含めると結論を出せるデータとは言い難いものです。
今回もわずか5人の学生が参加した実験で、その結果も非常に差が少なく、測定誤差も含めると結論を出せるデータとは言い難いものです。
まあ100歩譲って実験結果が信頼出来るものだとしましょう。だとすれば、室内の内装に木の無垢材を使用すれば、同様の結果を得られるということもまた同時に確認出来たということです。
この結果をもって、だから木の家が良いというのはちょっと違って、内装の仕上げに無垢材を使用すれば、もしかすると同様の結果が得られるかもしれない、というのが考察として正しいと思います。
このくらいの実験で木造建築を優位にし、各産業の振興や保護を企んでいるとすれば、本当に国民をバカにしていると思うし、上手く利用されているとしか思えません。
私個人的には何ら木を嫌っているわけではありませんし、今も内装に無垢材のフローリングを使用する場合も多いですし、テーブルやカウンターに無垢材を使用する時もあります。
家づくりにおいて、資源や材料の適材適所という観点では、構造躯体はRC(鉄筋コンクリート)造が間違い無く一番適していますし、内装においては木の無垢材、漆喰や珪藻土、陶器や石などもその特徴に合わせて使用するのが、良い建築と言えるでしょう。
この結果をもって、だから木の家が良いというのはちょっと違って、内装の仕上げに無垢材を使用すれば、もしかすると同様の結果が得られるかもしれない、というのが考察として正しいと思います。
このくらいの実験で木造建築を優位にし、各産業の振興や保護を企んでいるとすれば、本当に国民をバカにしていると思うし、上手く利用されているとしか思えません。
私個人的には何ら木を嫌っているわけではありませんし、今も内装に無垢材のフローリングを使用する場合も多いですし、テーブルやカウンターに無垢材を使用する時もあります。
家づくりにおいて、資源や材料の適材適所という観点では、構造躯体はRC(鉄筋コンクリート)造が間違い無く一番適していますし、内装においては木の無垢材、漆喰や珪藻土、陶器や石などもその特徴に合わせて使用するのが、良い建築と言えるでしょう。
日本で木を大切にするなら、年間を通じて乾燥状態を保つ必要がありあす。常に風を当てておくこと、と同時に防腐剤や防蟻剤の処置が必要になります。
これが人間にとって本当に良い環境かと言えば、決してそうではありません。従来の木造日本家屋では、間違いなく人間の寿命を縮めていましたし、かと言って木をビニールシートで覆ってしまっては、木の寿命を縮めてしまうことになってしまいます。
日本においては、木で家を造ること自体に矛盾があり、そんな矛盾を見えにくくする為に多くの装飾や設備が使われたり、単に価格面だけを選択基準にさせられているんです。
あ、すいません。ついまた熱くなってしまいました。
大切な人に住んでいただきたい家はやっぱりRC(鉄筋コンクリート)住宅なんです。
それでは。
今日もありがとうございます。
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