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晴れの東京です。

そんな今日は朝から港区東麻布計画検討、オーナー様とお電話、内装業者さんと電話、文京区千石計画検討、図面作成、ミーティング、足立区足立計画検討など。

午後は書類作成、図面作成、ご近所様のリフォーム工事計画検討、見積作成、千石のお客様とお電話、賃貸管理業務、お問合せ対応など。夕方は市川市計画検討、見積作成、原稿作成、ミーティング、ご近所様へ書類お届けなど。

大安吉日の清々しい東京でしたが、明日は一層の冷え込みと雪の予想もあるようですので、くれぐれもご注意くださいませ。それでは本年1回目の土曜日恒例の家づくり講座第547回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

どんなお店にも低価格を売りにしている業者には、価格を重視する消費者が訪れます。そして、複数の候補を比較して業者を選びます。

それぞれの業者は、その競合に勝ち抜くためにそれぞれの武器(低価格)に磨きをかけます。

このとき、提示された金額だけで判断してはいけません。

なぜなら、仕入れ方法の見直しなど、創意工夫をしてコストダウンする業者もいれば、見積書の見せ方を操作して、不当に安く見せようとする業者もいるからです。

例えば、概算見積書。

『概算』とは、『おおよそ』『おおまか』『ざっくり』という意味です。『精密』『詳細』という意味合いはありません。しかも、業者によって『概算』に含まれるものは異なります。

もし少しでも安く見せたいなら、必要ないかもしれない費用は記載しない方がいいですよね。

それなら、地盤改良の必要があるかどうかわからない『地盤改良費』に関心を持たれては困ります。

外構工事や火災保険など、本体工事に含まれないものを記載しなければ、見積書の金額はグッと抑えられます。

そんなカラクリに気づないまま施工業者を決定し、契約直前に詳細な見積書を見て驚愕する方は少なくありません。

中には、新車が1〜2台買えるほど見積額が増える事例もあります。

そのため、返済可能額で余裕を持って家づくりするはずだったのに、借入可能額ギリギリまで借金し、支払い遅延を重ね、住まいを泣く泣く手放す方もいるんです。

それを防ぐため、もし価格に疑問を感じた時は、
・なぜ、それほど安く提供できるのか
・実際に暮らせるようにするには、どれくらいの追加費用が必要かを尋ねるようにしましょう。

また、もし値引きを提示されたら、
・なぜ値引きできるのか
・値引きする分、設備や大工の技量などに変更が生じるのではないか
といったことも質問しましょう。

そして、その解答に不信感を抱いたなら、より慎重に再考しましょう。

既製品の場合、価格に消費税を加えるだけなので計算は簡単です。

しかし、家づくりの場合、
・要望を増やせば増やすほど費用も増える
・地盤改良費など、調査してからでないと算出できない費用がある
・意図して明示してもらえない費用がある(というケースもある)
などの事情もあり、一般の方が計算するのは困難です。

また、初期費用を抑えるために耐用年数の短い材料を使うと、将来のメンテナンス費用が増加する恐れもあります。

限られた予算を最大限に活かすことは大切ですが、家づくりに対する業者の姿勢や経営状態、あなたとの相性など、大切なことはほかにもあります。

概算見積書の数字を優先し、その先の落とし穴で泣くことが無いよう気を付けましょう。

新年のお問合せも増えておりますので、ご相談のご予約はお早めにお願いします。

それでは良い連休を

今日もありがとうございます。

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