東京で家を建てるならRCdesign

久しぶりの青空な東京です。

そんな今日は朝から資料作成、川崎市登戸計画検討、渋谷区恵比寿南計画検討、見積作成、江戸川区東小岩計画検討、大工さんと打ち合わせなど。

午後は賃貸管理業務、インフラ点検、文京区小石川計画検討、見積作成、東小岩計画検討、資料作成など。夕方は見積作成、お問い合わせ対応、ミーティング、提携会社さん来社打ち合わせ、埼玉県所沢市計画検討、事務組合さんへ会合出席など。

朝晩の気温が落ち着いてきましたね。虫の音とともに月を愛でたいと思います。それでは今週も土曜日恒例の家づくり講座第490回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

あまり聞かないキーワードだと思いますが、あなたは『空中契約』という言葉を聞いたことがありますか?

この『空中契約』とは、まだ新築する土地が決まっていないのに、先に建物の請負契約を締結することです。

普通の感覚だと「契約するということは、建物について全ての打ち合わせを終えたということでしょう?土地の広さとか用途地域とか周辺環境とか、何一つ情報が無いのに、なぜそこまで話を進められるの?」と思いますよね。

原因の一つとして考えられるのは、営業マンのセールストークです。

「条件に合う土地は必ず見つけます。時間が勿体ないので、探す時間を利用して建物の話を進めておきましょう。」という申し出は、施主に配慮した言葉に聞こえます。

しかし本当は、彼らが見込み客を手放したくないだけなんです。

そのほか、「今、契約をした人にだけ、当社が造成する予定の土地をお得な価格で提供できます」と勧誘を受けた事例もあります。

造成前なので、まだ地盤の強度はわかりません。もし地盤改良が必要なら、予算オーバーする可能性が高くなります。

一度締結した契約を自己都合で解約する場合、すでに支払った契約金の返還を求めるのは難しいものです。

契約書の内容によっては、契約金を取り戻せないだけでなく、それまでに掛かった費用を請求されるかもしれません。

もちろん、施工を依頼したいと思える業者と一緒に土地を探すことにはメリットもあります。

それは、プロの目線でアドバイスをもらえることです。

それでも、気に入る土地が見つからない段階で建物の契約をするのは絶対にやめてください。

建物は、土地が無ければ建てられません。より良い家づくりをするには、その土地だけでなく、周辺環境など様々な事柄への配慮が欠かせません。

そもそも、空中契約を勧めること自体、あなたの家づくりを大切にしていない何よりの証拠です。

もしそんな申し出を受けたら、キッパリ断るだけでなく、業者選びからやり直した方がいいですよ。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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