朝のうち雨のちくもりの東京です。
そんな今日は朝からミーティング、リフォーム工事計画検討、店舗改修工事検討、その後東京駅八重洲方面へ、勉強会出席。その後懇親会参加。夜に帰社後は書類作成、見積作成など。
雨に降られず助かりました。
ではこちら。
明治大学が「山の上ホテル」の土地と建物取得、ホテル機能は継続へ
2024年11月15日 11時55分 ナリナリドットコム
なるほど。
これはちょっといいニュースではないでしょうか。
最近の日本では、全体としてはさほど景気が良いわけではありませんが、一方で不動産価格は高止まりしていますので、都心の一等地と言える場所では物件自体がほとんど無い状況が続いています。
また、ここ数年でもちょっとまとまった土地があれば、再開発されて新しいタワマンや複合ビルが建設されるというパターンが多くありましたので、今回のニュースのようなケースは珍しいと思います。
記事によれば、発表によると、2031(令和13)年に創立150周年を迎える明治大学は、その記念事業の一環として、「山の上ホテル」の不動産を取得。再整備を実施する。
現状の外観を維持したまま必要な改修工事を施した上で、専門業者と連携し、ホテル機能を継続させるとともに、学生支援、地域連携、社会連携の機能としても利活用ができるよう検討。明治大学の“新たなシンボル”として継承していくという。ことです。
この「山の上ホテル」は、1937(昭和12)年、米国の建築家であるヴォーリズ(William Merrell Vories)氏の設計により、明治大学の校友であり、同大学専門部女子部校舎建設も支援した佐藤慶太郎氏(1890年卒業)の寄付を基に、当時の生活困窮者の生活改善などを目的に全国的規模で展開した「大日本生活協会」の本部として「佐藤新興生活館」という名称で建設された建物が始まり。だそうです。
戦時中は旧海軍、戦後はGHQに接収され、WAC(米国婦人陸軍部隊)の宿舎として使用。その後返還され、1954(昭和29)年1月から「山の上ホテル」となったそうです。
そして竣工から86年を迎える建物の老朽化への対応を検討するため、2024年2月13日より休館。昨年10月の時点で、「休館期間等につきましては未定であり、決まり次第ご報告させていただきます」と発表していたということ。
竣工から86年ですよ。この建物は、鉄筋コンクリート造の地上6階、地下2階建てで、外観は白色タイル貼りで、垂直方向を意識した窓配置、ファサード中央の塔、アールデコ風の幾何学模様の玄関入口などが特徴となっている。とwikiにも書かれていましたが、その建物を改修の上再整備して頂けるということですので、建築屋としては大変嬉しく思います。
海外では石やコンクリートで作られた歴史的建造物が多く残っていますが、日本では一部の特殊な権力者の建物くらいしか残されていません。
本来なら、民間の一般庶民が暮らす家ももっと残されていなくてはいけないと思うんですけど、家を景気対策の道具として消耗してきてしまいましたので、日本に資産が残っておらず今の最貧国につながっていると思います。
この負の連鎖を今の世代で断ち切るには、高耐久長寿命のRC住宅を普及させることが必要です。
住まいづくりを考えたら、是非RC住宅をご検討ください。
それでは。
今日もありがとうございます。
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