東京の防火地域で家を建てるならRCdesign
くもり時々晴れの東京です。
そんな今日は朝から葛飾区新小岩計画検討、日野市計画検討、見積作成、中野区大和町計画検討、資料作成、税理士さんとお電話、文京区本駒込計画検討など。
午後はガス会社さん来社打ち合わせ、その後事務組合へ、金融機関、7丁目のお客様宅へ書類お届け、ご近所のお客様へ書類お届けなど、帰社後は信用金庫さんと電話、中野区上鷺宮計画検討など。夕方は提携事務所さんと電話、江東区平野計画検討、事務組合さんと電話、江東区亀戸方面でご検討のお客様にご来社頂き打合せ、ありがとうございます。ミーティングなど。
暖かい日が続いていますね。このくらいだと助かります。
ではこちら。
トクヤマ子会社、不適合品を出荷 防火サッシ、279棟に設置
国土交通省は7日、化学メーカー、トクヤマの子会社エクセルシャノン(東京)が出荷した防火サッシで、国の仕様に適合しない部品が使われていたと発表した。サッシは35都道府県の279棟の一戸建て住宅などに設置されていた。実際に火災の拡大につながったケースは確認されていないという。
防火サッシの戸締まりに使う部品が、国に申請していた亜鉛合金製ではなく樹脂製だった。対象の物件は、住宅237棟、マンションやアパート21棟など。エクセルシャノンは12月中に原則全ての部品を交換するとしている。
2018年11月7日 16時39分 共同通信
2018年11月7日 16時39分 共同通信
なるほど。
またしても防火サッシに関する不具合が明らかになったようです。
記事によれば、今回国交省から発表されたのは、樹脂製サッシとしては日本国内でトップだと思っていたメーカーさんで、比較的寒い地域では多く採用されていたのではないでしょうか。
一般の方でも、ちょっと疑問に思われるかもしれませんが、樹脂製サッシでは高温や炎によって、火災時に溶けてしまいそうですよね。
確かに少し前までは、樹脂サッシと言えば、防火地域などの指定が無い地域や郊外での採用が多かったと思いますが、時代の要請もあって、防火地域でも省エネを達成することが必要になり、防火サッシも供給するようになったと思います。
実は2011年にも、建築業界で大変大きなニュースになった、防火サッシの耐火性能不足という事件がありましたが、そこからサッシに関する法規制が大きく変更され、今は非常に厳しいルールの中でしかサッシを作ることが出来なくなっています。
日本で防火サッシと言えば、有史以来アルミサッシに網入りガラスを組み込むことで、認められるという時代が長く続いていたので、それなりに自由度もあり、設計の工夫もし易かったと思います。
今はサッシメーカーが一つづつ認定を受けて、合格した商品のみしか流通していませんので、以前のような窓の形や大きさは取り扱い出来ない場合もあります。
そもそも、防火サッシが必要な場面や、国が求めている性能というのは、隣の家が火事になった時でも、一定時間燃え移りが起きないことを目的としているところがあります。
もちろん窓の防火性能は必要だと思いますが、隣の家が燃えない家だったり、一定の距離が保たれている状況なら、その性能を求められることは少ないと思います。
むしろ今の時代では、世界的な要請もあって、省エネを実現するために必要となる、サッシの断熱性能を上げることの方が重要になっているかもしれません。
これからの寒い時期に、家の中でせっかく温めた空気が損なわれる最大の原因は窓なんですね。ですのでこの窓の性能を高めることが大切なんです。
今回のメーカーさんでは断熱性能が魅力ですが、弊社ではこれまで縁がなく採用することがありませんでしたので、既存のオーナー様にはご迷惑をお掛けせずに済みました。
しかし、これを機会に断熱性能の高い防火サッシに注目が集まり、より信頼できるメーカーになって頂ければ、オススメしたいメーカーになると思います。
住まいづくりをお考えなら、サッシとガラスの性能はとても大切です。
防火地域で住まいづくりを考えたら、RCdesignまでお気軽にご相談ください。
それでは。
今日もありがとうございます。